雪に覆われている新潟県民の特徴とは?
新潟というと「雪国」のイメージが強烈ですが、意外や意外、年間降雪量は全国で第10位(平成23年)。しかも、1位の青森県や2位の北海道の3分の1くらいの量ですから、驚くかもしれません。 でも、温暖な沖縄、宮崎、静岡などと比べればやはり冬は「白い世界」。それがまた、独特の人間像を思い浮かべさせるのではないでしょうか。
まず第1が、辛抱強い・粘り強い ということ。雪かきというのは、経験してみないと理解できないそうですが、大変な労力を必要とします。かいてもかいても、新しい雪が積もる日が続くと「うんざりする」と、新潟県の人たちは口をそろえます。それに耐えているのですから、我慢強いのはまちがいなさそうです。
2番目は働き者 であること。雪に覆われ、何をするにも不自由を強いられる時期が長いのですから、働くことのできる時間は限られています。その中で1年分を稼がなくてはならないとなれば、仕事の密度も濃くなり、のんびり構えているヒマなどないでしょう。
そんな新潟ですから、気持ちにあまり余裕がなく、遊ぶのも苦手なのでは……と心配になるかもしれません。しかし、意外にそうでもないのです。東西に長い県なので場所によって差はありますが、社交的な性格の人 が目につきます。
これは、その昔、北前船(きたまえぶね)という、北海道・東北あたりから日本海をぐるっと回って本州の西端で瀬戸内海に折り返し、最後は大阪まで行く交易船の寄港地になっていた影響です。いろいろな地域の人が数多く出入りしていたため、新潟は情報にも恵まれていましたし、何より、人との付き合いが活発だったことでしょう。
東京にも近いので、文化への関心も強く、日本海側ではサッカー、バスケット、野球という3つのプロスポーツチームがある唯一の県です。
新潟県民の女性は強い!?
恋やSEXについても、都会的というか、かなりさばけた考え方をしているところがあり、それほど杓子定規なところは見られません。好きな相手であれば、どんどん前に進もうとします。
とくに女性はそうした傾向が強いようです。男性、なかでも長男は、もともと農業県であったこともあり、けっこう大事に育てられる人が多く、シャイなところが目立ちます。
女性は昔から県外に出ることが多かったからでしょう、オープンで活発な人が多く、サービス精神にも富んでいます。我慢強いのは我慢強いのですが、黙って耐えるようなことはありません 。思っていることははっきり口にします。
恋もセックスも都会主義!な新潟県民の相性は?
相性はというと、ベストなのはやはり東京、埼玉、神奈川、千葉といった首都圏の各県。垣根めいたものはほとんど感じられません。隣の群馬と長野をはじめ、北前船つながりの深い福井や京都、滋賀も呼吸が合うでしょう。
都市化がいちじるしい静岡、愛知、大阪、兵庫、岡山、広島、福岡、熊本、宮城、北海道といった県ともスムーズな関係が築けるにちがいありません。
むずかしそうな感じがするのは、自己主張の強い県。西日本では山口、高知、佐賀、東日本では山梨、茨城、秋田、青森とは、些細なことでもぶつかり合ったりしそうです。隣の山形や岩手、富山、石川とは同じ雪国系の県どうし、お互い相手の手の内がわかり合っているので、フラットな付き合いができるのではないでしょうか。何か問題が起こっても、皆、「白紙」に戻すのが得意そうですし。
ただ、雪の量はそれほど多くなくても、冬の気候が厳しいことに変わりはありません。長野もそうですが、夜は男・女を問わず、かなり積極的。お付き合いにはそれなりのスタミナが求められると覚悟しておいたほうがよさそうです。
セックス&恋愛傾向まとめ
性格や傾向から見えてくる夜の県民性は…
- 夜のリードは朝飯前
- 「エロすぎ…」に弱い
- 回りくどい誘い方には乗りません
- 相性がいい都道府県 群馬
1950年、三重県生まれ、名古屋育ち。
1976年に東京大学文学部を卒業後、8年間の出版社勤務を経て、株式会社エディットハウスを設立、現在に至る。
●主な著書
新・出身県でわかる人の性格/踏んだら最後! 県民性の地雷原/新・不思議の国の信州人/北海道から沖縄まで 日本全国「ヨイショ」のツボほか多数。