女性の好きな街ベスト3に入る石川県!
石川県といってピンと来なくても、県庁がある金沢といえば昔から、京都、鎌倉と並び、女性の好きな街のベスト3に数えられています。それもそのはず、実際に行って感じるロマンチックな香りはこの上なくハイレベル。金沢やそのまわりの空気を吸っただけで、多くの人が、女らしさを磨かれたように感じるのではないでしょうか。
しかも、その女らしさには、京都とも異なる品のよさが備わっています。金沢は江戸時代、加賀百万石の城下町。藩主の前田氏は独自の文化をこの地域に築こうとさまざま努めました。
江戸が町人、京都が貴族、大阪が商人の文化だとすれば、金沢は殿様の文化といえるかもしれません。しかも、平和な時代にしか成り立たない、趣味的な世界といった感じがします。
文化が発達した街にどこでも例外なく、お金持ちがいました。美術も音楽もさまざまな工芸も、経済力に恵まれたスポンサーなしでは進歩しません。金沢─石川県の場合は、徳川将軍家に次ぐお金持ちといってもいい殿様=前田氏がスポンサーでした。
そんな石川県ですから、男女ともどこか洗練された風がありますし、とてもお洒落です。それも、見えみえのお洒落ではなく、お洒落のことに通じていないと気がつかないようなおくゆかしさというか、品のよさがあります。
となると、石川県の人と恋をするときも、まずはそのあたりを押さえておく必要がありそうです。お金をかけるというより、たとえ安くても、センスのよさを印象づけるようなアイテムを身につけるのがポイントになるかもしれません。 デートの場所にも、気を使いたいところです。だれもが足を運ぶような人気スポットより、そこから一歩外した、それでいてこじゃれた雰囲気が感じられるような店など、とても喜ばれそうです。
こう書くと、けっこう敷居が高い感じもします。でも、ものは考えようで、石川県の人と付き合うことで自分のセンスが磨かれると思って、ほかの県の人は勇敢にチャレンジしてみてください。
お洒落なセンスをもつ石川県…ムード作りが第一の石川県との相性は?
ベッドの上でも、同じような展開が予想されます。ワイルドさは捨てましょう。といって、ありきたりのテクニックに頼るのではなく、ムード作りを第一にということです。そこに至るまでのプロセスを大事にすれば、思わぬ展開が期待できるかもしれません。
気になる県ごとの相性はどうでしょう。ズバリ、いちばん波長が合うのは、京都、滋賀、奈良、兵庫の近畿勢。東日本では東京、神奈川、新潟、宮城、秋田、青森がよさそうです。次いで、島根、愛媛、福岡、長崎、熊本、宮崎、富山、三重、北海道が上位に挙げられます。また、都市化が進んでいる静岡、埼玉、千葉もいいかもしれません。求めているレベルが高いだけに、相性がピッタリとなると、どうしても限られた県になってしまうのです。
とくに大阪、和歌山、福井、岡山、広島、高知、佐賀、鹿児島、愛知、岐阜、長野、福島、山形とはどうもギクシャクした関係になるのではないでしょうか。
大阪は石川県と交流も深く、文化のレベルも非常に高いところですが、独特のにぎにぎしさ・騒がしさが大きなネックになりそうな気がします。愛知は、前田氏の出身県でもあり、近しい関係にあるのですが、文化にお金を使おうとしないところがあり、そのあたりが壁として立ちはだかりそうです。
ただ、出身県にかかわらず、文化にお金を惜しまない人であれば、石川県の人とはなんとかうまくやれそうなので、希望を失うことはありません。
セックス&恋愛傾向まとめ
性格や傾向から見えてくる夜の県民性は…
- ムード作りの天才
- ロマンチックさにキュン
- バーからの夜景を眺めてセックスしたい
- 相性がいい都道府県 東京
1950年、三重県生まれ、名古屋育ち。
1976年に東京大学文学部を卒業後、8年間の出版社勤務を経て、株式会社エディットハウスを設立、現在に至る。
●主な著書
新・出身県でわかる人の性格/踏んだら最後! 県民性の地雷原/新・不思議の国の信州人/北海道から沖縄まで 日本全国「ヨイショ」のツボほか多数。