シャイで、辛抱強く、面倒見がいいのが青森県民!
“東北地方の代表”といったイメージもある青森県。とくに県西部の津軽地方ともなると、方言も独特なため「ほとんど聞き取り不能」などと嘆く人もいるほどです。 津軽弁はフランス語とそっくりだというので、テレビCMのネタになったことがあるのですが覚えていますか?青森を訪れたフランス人若い女性が地元の人と、母国語のまま会話するシーンが笑いを誘っていたのが印象に残っています。県民性となると、津軽と県の東側=南部地方とではかなり違います。ただ、基本的にはとてもシャイで、辛抱強く、面倒見がいいのが青森県人。これはやはり、気候が影響しているのでしょう。
とくに津軽地方は雪の量がとても多いことでも知られています。「地吹雪」といって、空から雪が落ちてくるのではなく、大地から雪が吹き上がってくることをいうのですが、1m先も見えないくらいひどいときもありますから、冬、外に出るのは大変なのです。 ずっと家にいれば、家族以外の人と接する時間がどうしても少なくなります。それだけに、人恋しさは強まることでしょう。それがこの県特有のやさしさを培ってきたように思います。
恋は「素」を通すのが一番!
津軽はお酒の勢いでハイテンションになる人が目立ちます。南部はそれほどでもなく、静かに飲むのが好みのよう。
それと、青森の人は駆け引きめいたことを嫌います。それを前面に出すことはないのですが、「人間だれしも誠実」という性善説に立っている人がほとんど。そうした期待を裏切ってはいけません。
恋も同じ。「素(す)」で通すのが一番です。変に都会っぽさを気取ったり、時代の最先端を行くようなパフォーマンスを見せても、それで心を動かされるようなことはありません。心の温かさで勝負するとよさそうです。
ちょっとくらい不調和やギクシャクがあっても、たいていは飲み込んでくれます。その点は安心していられるのですが、調子に乗り過ぎると、きついシッペ返しを食らうこともあります。辛抱強いから何をしたって0Kということではないのです。
食べたいときは食べる。飲みたいときは飲む。歌いたいときは歌う。そういうメリハリをつけながら、ストレートに付き合うようにしましょう。そういう相手には掛け値なしに信頼を寄せてくれます。
青森県民と相性がいいのは?
相性がいいのは、やはり同じ東北の人。それも岩手、山形がいちばんです。宮城や秋田、福島のように、東北で都会志向が強い人が目につく県は意外とギクシャクするのではないでしょうか。
お隣の北海道は、青森出身の人も多く、ウマが合いやすいはず。栃木、富山、山梨、長野、岐阜、福井、三重とも息が合いそうです。地理的にはちょっと遠いものの、鳥取、島根ともいい感じで付き合えます。また、東京、神奈川、千葉、大阪、兵庫、広島もキャパの広い人が多いので、スムーズに行くことでしょう。
都会へのあこがれが強い、茨城や埼玉、群馬、新潟、石川とはなかなか波長が合いません。京都、滋賀、奈良、岡山、山口なども衝突しやすいかも。
ただ、しつこいようですが、我慢と包容力にかけては全国でもナンバー1の青森ですから、何かあったとしても、それほど波風を立てずにやっていけるような気がします。