
「尻に敷かれる」と聞くと、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか?一般的に、尻に敷かれるという言葉は男性に対して使われるものです。尻にしかれる男性は、恐妻家や奥さんに頭が上がらない夫といった印象があり、女性としては「頼りないのでは?」と思うかもしれません。
確かに女性に頭が上がらない男性は、一見すると気弱そうですが、実際には彼氏としても夫としても魅力的な可能性があります。尻に敷かれる男性の真の良さを知り、自分との相性を考えてみましょう。また、女性が男性を尻に敷くことには、メリットとデメリットがあります。交際することになったら、デメリットも理解したうえで付き合い方を工夫したいものです。
この記事では、尻に敷かれるという言葉の意味や尻に敷かれやすい男性の特徴、交際がうまくいく秘訣などを解説しています。普段はどこか頼りない彼氏に見えていても、じつは女性にとっては付き合いやすく、素敵な男性かもしれません。
尻に敷かれるってどんな意味?


男女交際や夫婦生活では、パートナーとの関係性によってどちらかが主導権を持つことがあります。「尻に敷かれる」は、カップルや夫婦などの親しい間柄で、男性側の状態を表すのに使われる言葉です。「気の強い女性と気の弱い男性の組み合わせのカップル」といったイメージもありますが、実際には「尻に敷かれる」とはどんな意味なのでしょうか?
「尻に敷かれる」の意味
「尻に敷かれる」とは、夫が妻の思うとおりにすることを意味する言葉です。また、反対に「尻に敷く」と言うと、妻が夫を思うとおりに従わせることを指します。男性が彼女や妻から主導権を取られていることを意味しており、暗に恐妻家であることへの揶揄が含まれることも多いでしょう。
彼女や妻から軽んじられていると思われるのは、男性のプライドを傷つけかねないため、他人から言われるのは少々抵抗がある表現と言えます。しかし、自分から恐妻家であることを自虐的な冗談として言うことはありそうです。男性のなかには「尻に敷かれていて」と言うことで場を和ませたり、むしろ夫婦の信頼関係の深さを表現したりする人もいます。とはいえ、やはり一般的には男性としては「頼りない」、女性としても「気が強い」などネガティブな印象が強い言葉に感じます。
男性が女性の尻に敷かれているカップルの本当の関係性
男性が女性の尻に敷かれるシチュエーションというと、一見男性に不満が溜まりそうにも思えます。しかし、「尻に敷かれる男性」はあえて「尻に敷かれてあげる」ことのできる懐の深い優しい男性が多いようです。また、この関係はお互いに思いやりを持っていて、普段からたくさん愛情を伝え合っているからこそ成立するのかもしれません。
そのため、男性が女性の尻に敷かれているカップルは仲がよく、信頼関係が築けているケースが多くなります。男性が優しさを持ってあえて尻に敷かれているなら、女性は素直に何でも言いたいことを言えてストレスが溜まりません。男性が女性のわがままをかわいいものだと受け止めて、女性がリラックスできるような素敵なカップルになれるでしょう。
素敵ないい彼氏?それとも頼りない?尻に敷かれる男性の特徴とは

「尻に敷かれる」「尻に敷く」にはあまりいいイメージがない反面、男性が尻に敷かれているカップルはいい関係を築きやすい傾向もあるようです。実際のところ、尻に敷かれる男性は素敵ないい彼氏なのか、それとも頼りないのでしょうか?
人によって彼女のことが大好きないい彼氏そのものである場合もあれば、もとから優柔不断で気弱な性格の場合もあります。その点を見極められると今後の付き合い方も変わっていきそうです。尻に敷かれる男性の特徴をチェックしてみましょう。
温厚で思いやりのある男性
尻に敷かれる男性は、基本的に自分よりも相手に合わせてあげたいという優しさや思いやりを持っています。交際や結婚生活でも、彼女・妻の意志を尊重する優しさが前面に出るでしょう。尻に敷かれると聞くとネガティブなイメージを持たれがちですが、優しいがゆえにあえて尻に敷かれている男性もいるのです。
また、他人との争いごとを好まず、揉めるくらいなら譲ってあげようという考えから尻に敷かれているように見えることもあります。この場合、彼のほうは内心ちょっと我慢していることがあるかもしれません。
相手にとことん尽くす、彼女を大事にしてくれる男性
相手に尽くすタイプの男性も、尻に敷かれやすい傾向です。彼女を大事に思うあまり、何でも彼女のことを優先してしまいます。彼女が喜んでいる姿を見るのが本人の幸せでもあるため、尻に敷かれた状態にも不満やストレスがありません。
また、こうした男性はよく気が利くタイプであり、尻に敷かれているというより、ジェントルマンに見えることもあるでしょう。自然と彼女や奥さんに合わせてレディーファーストな行動をするため、紳士的でスマートという印象を与えます。
甘えん坊で彼女にリードしてほしいと思っている男性

甘えん坊な性格で、彼女にリードしてもらうことを好む男性も、尻に敷かれているように見えやすくなります。また、実際に尻に敷いてくれるような強い女性を好むタイプも多いようです。そのため、お互いの利害が一致したカップルとなり、快適なお付き合いができるでしょう。
これは女性の多い家族で育ったり、気の強い女性が周りにいたりした場合に多く見られる傾向です。女性にリードされることに慣れており、主導権を彼女に譲ることにも抵抗がありません。
優柔不断で気弱な男性
尻に敷かれる男性は、気が弱いイメージや奥さんに頭が上がらないイメージがありますが、実際に優柔不断で気弱な男性の場合もあります。二人に関わる決断をするときも、自分ではどうしたいのか決められずに意見が言えません。
また、優柔不断で迷いやすいため、彼女や奥さんが代わりに決めてくれるほうが安心できるという人もいます。いつでも女性が決断する流れができていると、おのずと主導権を握るのも女性ということになり、周りからは尻に敷いているように見えやすくなるでしょう。
円満な関係を保つために尻に敷かれている男性
自分の本意ではないけれど、円満な関係を保つために尻に敷かれているという男性もいます。意見を言いたい場面はあるものの、言い争いになるくらいなら彼女に任せたほうがいいと思っているタイプです。思いやりあるタイプや尽くすタイプとも表面的には似ていますが、この場合、尻に敷かれているのはそれほど本望ではありません。
なかには主導権を譲っているように見せて、じつは男性が思うように誘導しているケースもあります。
尻に敷かれる関係のほうが長続き?彼氏を尻に敷くことのメリット・デメリット

彼氏を尻に敷くという言葉のネガティブなイメージに反して、実際に尻に敷かれている男性のなかにはその関係性を幸せに思っている人も多いようです。あるいは円満の秘訣として、あえて尻に敷かれているケースも珍しくありません。一方で、パートナーを常に尻に敷くような関係が続くと、二人の仲が悪化する原因につながることもあります。
結局のところ、尻に敷かれるタイプの男性は理想のパートナーとして適っているのでしょうか?男性が尻に敷かれるカップルは長続きするのかしないのか、彼氏を尻に敷くことのメリット・デメリットを解説します。
彼氏を尻に敷くメリット
彼氏を尻に敷くメリットは、男性が折れてくれるため争いが少なくなることです。カップルで何かを決めるとき、意見が分かれるとどちらかが譲るまで言い争いになりますが、男性が進んで譲ってくれたら争う必要もありません。「女性が強い家庭は明るい」などと言われるように、実際に奥さんが主導権を握っている家庭は円満に行きやすいようです。尻に敷かれてくれる男性は、どちらかといえば結婚向きと言えるでしょう。
とはいえ、女性も男性の優しさに甘えて、わがままになりすぎないよう注意が必要です。普段からお互いに感謝し合い、ときには譲り合うことで、どちらかが不満を溜めることもなく円満な関係を続けられます。
彼氏を尻に敷くデメリット
彼氏を尻に敷くことのデメリットとして挙げられるのは、彼のほうに不満やストレスが溜まりがちな点です。また、不満はなくても彼が自分で決める気を失う、言いなりの甘えん坊になってしまう可能性があります。きちんと意思疎通ができていない、また、かわいいわがままに留まらず、不満ばかりぶつけてしまっている場合には特に注意が必要です。
尻に敷くといっても、ただ単に高圧的で馬鹿にした態度をとるのは、カップルとしてフェアではありません。尻に敷かれる・敷く関係の根底には、いつも愛情と感謝、譲り合いの気持ちが必要となります。
尻に敷かれるのは嫌?むしろ尻に敷かれたい!?男性の本音をチェック


女性が尻に敷く関係性にはメリットもあるようですが、男性本人は本当のところどう思っているのでしょうか?もし自分の彼氏がいやいやながら尻に敷かれていたら申し訳ないですし、いつか彼の不満が爆発してしまうかもしれません。
尻にしかれるのは嫌なのか、反対に敷かれたいと思っているのか男性側の本音をチェックしてみましょう。少しずるい考え方もあれば単なる女性の好みの問題まで、いろいろなことを考えているようです。
気の強い女性が好きで尻に敷かれたい
男性によって好きな女性の好みもいろいろです。なかには気の強い女性が好きで、彼女や妻の尻に敷かれたいと思う男性もいます。こうした男性と気の強い女性が付き合うことになると、どちらにとっても快適で満足度の高い関係を築けそうです。
気の強い女性は向上心が高くて自立しているなど魅力的ですが、自分の意見を譲れずに言い合いになることもあります。しかし、むしろそんな気の強さが好きで、自分から尻に敷かれたい男性であれば言い合いを避けられるのではないでしょうか。
デートプランなど、彼女に任せたほうが楽
男性のなかには、恋愛や夫婦間の戦略としてあえて尻に敷かれている人もいます。デートプランや何かを決めるとき、女性に決定権を預けておいたほうが、あとから不満を言われることもありません。彼女にとって彼は「自分のわがままを聞いてくれる存在」と言えるでしょう。自分が尻に敷かれても、円満に過ごせてお互いにハッピーならいいと考える男性に多いケースです。
「そのほうが楽だから」といった理由で尻に敷かれるのは二人の関係に消極的な印象ですが、男性に心の余裕があるとも捉えられます。
過度な制約は嫌
どんなに優しい男性も、やはり彼女とは対等な立場でいたいと思っています。たとえ尻に敷かれたとしても、彼女のわがままを何でも受け入れたり、自由がなくなったりするのはつらいものです。そのため、女性から甘えるときにはどんなわがままなら許してくれるのか、普段から見ておくといいかもしれません。
彼が嫌だと思うラインが見つかると、ほどよく甘えられて自分も彼も不満が少ない心地良い関係になれそうです。わがままを言ったときに彼が嫌そうな顔を見せたり、渋る様子があったりしたらNGのサイン。また、彼の社会的立場を悪くすることや束縛のようなわがままは、どんなに優しい彼でも負担になってしまうので避けましょう。
尻に敷かれるタイプの男性とうまくいく秘訣は?

男性のなかにも尻に敷かれたい・敷かれても苦ではないタイプがいて、そうした人との交際は女性としても快適な場面が多くあります。一方でデメリットもあり、尻に敷くことで男性がストレスを感じたり、頼りなくなったりする可能性があることも確かです。尻に敷かれるタイプの男性と長くお付き合いしていくには、うまくいくための秘訣をおさえておきましょう。
何かしてもらえたら「やっぱり頼りになる」と褒める
ただ尻に敷くだけでは男性のプライドが傷つき、彼女にかっこいいところを見せたいという思いもなかなか叶えられません。そこで、いざというときには助けてもらい、「頼りになる」「かっこいい、大好き」と伝えるのがおすすめです。自分でできるからと何でも一人で対処してしまうのではなく、ときには彼にも意見を求めて頼ってみてください。二人で解決する達成感や喜びを得られて、カップルの関係もより良いものになりそうです。
また、相手が理想の行動をしてくれたときにはしっかりと褒めましょう。彼の承認欲求が満たされることで「頼られると嬉しい」と感じ、また同じような行動をとっている可能性が高まります。
いつも感謝の気持ちや愛情を伝えるのを忘れない
彼が何も言わず尻に敷かれてくれているのは、きっと彼女のことが大切で、優しくしてあげたいからでしょう。そんな彼の優しさに対して、いつも感謝の気持ちや愛情を持つことも大切です。普段から「ありがとう」「好き」ときちんと言葉で伝えるのを忘れないことで、彼も尻に敷かれていても愛されている実感が得られます。
頭が上がらない彼に対して、虐げたり自分の都合のいいように扱ったりするのは、愛情ある行動とは言えません。彼の根底にある優しさや深い愛情をきちんと認識して、こちらからも感謝や優しさ、愛情で返してあげることが必要です。
ラブタイムのときはリードしてもらう
男性が尻に敷かれる関係性において、実際のところは彼の器が大きいために、彼女のわがままを受け入れられていることもあります。一歩譲っているように見えて、さりげなくリードしているのは男性側と言えるかもしれません。
そのため、日常ではいつも女性が主導権を握っている関係でも、ラブタイムでは「リードしたい」という男性の思いを叶えましょう。特にいつも強気な女性がラブタイムでかわいらしい一面を見せると、そのギャップにドキドキして、より一層盛り上がり愛情も深まりそうです。
自然な流れでエッチなムードを高めて、男性に積極的になってほしい方は、ベッド専用香水「リビドー」を使うのもよいでしょう。官能的な香りで彼の本能をさりげなく刺激できます。
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男性が尻に敷かれている理由は、懐が深かったり気の強い女性が好きだったりといろいろですが、ほとんどが優しい性格で彼女が大好きであることの表れです。彼氏が尻に敷かれるタイプの場合、女性はその根底にある優しさを忘れずに、馬鹿にしたりわがまま放題になったりしないように注意しましょう。むしろ同じだけの優しさと愛情を返してあげることが大切です。
尻に敷かれる男性との交際にはメリットだけでなくデメリットもありますが、デメリットは二人の付き合い方次第で防げるもの。優しい彼と今後もいい関係を続けられるよう、お互いが譲り合いながら愛情を深めて、素敵なカップルを目指していきましょう。