あざとい女とは?


『あざとい女』とはどんな女性を指すと思いますか?以前はズルくて嫌われる狡猾な女性のイメージでした。最近では、あざとい女性とは自分の魅力を最大限に男性にアピールして、自分への好意を引き出す女性のことを指すことも。
そして結果的に、男性から可愛がられたり、その抜け目ないアピールによって彼女に選ばれている女性も多いようです。男女問わずポジティブな捉え方をされることが増えてきました。
最近では、そんな『あざとい女性』になりたいという人も増え、「あざとさ」にフォーカスしたテレビ番組が放送されたり、Instagramで「#あざとい系女子」というハッシュタグを自ら付けて投稿する人がいます。
これは現在の『あざとい女性』が「=嫌われる」でなく、ズルいと思いながらも間違いなく男性から見て魅力的であるという肯定的な意味を含んでいる為です。
では、どうして最近「あざとい女性」や「あざとい彼女」が受け入れられ、好まれるようになってきたのかの背景を、この記事では紹介します。
そんな男性に可愛がられる『あざとさ』を身につけて、自分の魅力にできるように、まずはあざとい女性の定義について押さえていきましょう!
あざといの言葉の意味って?類語も紹介

そもそも「あざとい」という言葉にはどんな意味があるのか。それは、もともとは「抜け目がなく貪欲」「目先のことによく気が付く」「思慮が浅い」といった意味があります。これを大きく分けると、「ずる賢い」と「言動が可愛らしい」という2つの意味で使われます。
「あざとい」の類語はたくさんあります。ずる賢い、狡猾、卑しい、悪知恵が働く、立ち回りがうまい、狡知な、ずるい、保身に長ける、政治力がある、駆け引きに長ける、仕草が可愛い、ぶりっ子、仕草に萌える……などがあります。
ずるい、卑しいといったネガティブイメージもありながら、最近ではそれが男性から見ると「可愛い」「萌える」といったポジティブイメージもあり、あざとさは時と場合によって全く違う印象を与えます。
だからこそ、ポジティブなあざとさを自分の魅力にするのがポイントです!
あざとい女だけではなく、あざとい男もいる?
それでは、『あざとい女』とは具体的にどんな女性に使われるのでしょうか?
現在の使われ方をまとめると、「悔しいくらい可愛い行動を、意図的に惜しみなく表現する女性」が近そうです。
その根本には、誰もが可愛いと思う行動を的確に選択できているという大前提があります。
「ズルい・・・」と思いつつもその魅力については認めざるを得ないという悔しさを込めて、現代ではこのような魅力を持った女性を「あざとい女」と呼ぶのでしょう。
その派生語として、「悔しいけど、どうしようもなく可愛い」と感じる魅力を表した、「あざと可愛い」という言葉も生まれました。
また、最近は女性だけでなく男性も「あざとい」と言われることがあります。あざとい男性は計算して自分の身の振り方を調整し、相手に好印象を与えるのが上手です。
その場でどんな行動をすれば女性が喜び、自分が好かれるかを瞬時に判断し、実践します。ズルいと感じつつも、みんなが惹かれるのを納得してしまう魅力を持っている…そんなあざとい男性は、女性にだけでなく、同僚、上司、友人とあらゆる人から人気があり、人望を集めるタイプが多いでしょう。
男性はあざとい彼女をどう思っている?
男性は女性のあざとさを比較的にポジティブに受け取り、それを可愛がることも多いですが、付き合っている彼女のあざとさについてはどうでしょうか?
どうやら恋人でない女性以上に、彼女の自分に対するあざとさを、好意的に感じ歓迎している男性は多いです。
そもそも女性があざとさを出すのは、その相手にもっと魅力を感じてもらいたいという気持ちがあってこそ。それを自分一人に向けられるのですから、男性としても「自分のことを大好きで、もっと好かれようとあれこれ工夫をする、いじらしい女性」と感じます。
彼女のあざとい行動は、男性を上手に立てて男心をくすぐり、二人の愛情を深めるエッセンスにもなるのです。
ただし彼氏がいる場で、他の男性に対してあざとさを出していると、彼はいい気はしないでしょう。あざとさを取り入れる場合は、そのベクトルを間違えないことが重要です。
あざといと思われる女の特徴

男性があざといと感じる女性には特徴があります。さまざまなポイントであざとさは感じられるものですが、特に男性があざとさを感じやすいのが「距離感」「髪型」「服装」の3つ。
どれも初対面ですぐにその人の特徴がわかるものばかりです。この3つの観点から、あざといと思われる女性の特徴を解説します。
あざとい距離感とは
あざとい女性は相手のことをよく見ているので、距離を詰めるのが上手です。最初は男性が心地いいと感じる距離感を守りながら、うまく会話のキャッチボールをして場の雰囲気を盛り上げ、少しずつ距離を詰めていきます。
男性の心情を敏感に感じ取り、会話をして打ち解けたタイミングでぐっと距離を詰め、相手の男性をドキッとさせる魅惑的な行動ができるのがあざとい女性の特徴。結果的に距離感が薄らいでいき、親密な雰囲気になるでしょう。こうした巧みで抜け目ないコミュニケーションができるのは、あざとい女性の長所です。
あざとい髪型とは
あざとい女性は髪型にも特徴があります。それはずばり、男子ウケがいい髪型。相手の男性の好みを把握し、それに合わせて自分の髪型を変えることで、男心をくすぐり喜ばせることができるのです。
「あざとい」と思われる髪型の代表格はツインテール、巻き髪のロングヘア、ストレートのロングヘア、お団子ヘアなど。
ツインテールはちょっと幼く見える甘めのヘアスタイルで、男性から人気があります。ロングヘアやお団子ヘアも男性ウケがよく、こうした髪型は「男性に好感度を与えようとしているのでは?」という印象を与え、あざといと思われるようです。
あざとい服装とは
あざとい女性は服装にも特徴があります。一番多いのは、ボディラインを強調したり、露出が多めだったりするセクシーな服装。女性らしく魅惑的な服装で、男性を誘惑するような雰囲気があることから「あざとい」と思われます。
次に、フリルやリボンなどがついた甘い雰囲気の服装もぶりっ子的イメージがあり、あざといと思われます。思わず守ってあげたくなるような服装で、男心をくすぐります。
男性があざといと感じる女性の言葉や行動

あざとい女性がモテていると「男性は騙されている」と感じる女性がいますが、男性も女性のあざとさを見抜いています。あざとさを見抜いたうえで女性としての魅力を感じて、彼女にしたいと思っているのです。
自分のことをよく知ってもらうきっかけとしても、彼との仲を深めるためにも、上手にあざとい言動を取り入れていきたいもの。なぜ男性があざとい女子を魅力的に感じるのか、その理由を踏まえて「男性があざとい(あざと可愛い)と感じる女性の言動」をご紹介しますので、参考にしてくださいね。
あざとい言葉とは
男性があざとさを感じる言葉は「もしかして俺のことが好きなのかな?」と思わせる言葉です。たとえば語尾にハートの絵文字をつけたり、はっきり明言はしないものの好意を匂わせる言葉を言ったりすると、思わせぶりであざとい印象を与えます。
好意を匂わせる言葉とは「〇〇さんといっしょにいると楽しくなっちゃう」「〇〇さんと付き合える人は幸せだろうな」「今度いっしょに遊びに行きたいな」といった特別な感情を込めた言葉です。こういった思わせぶりな言葉は男性をドキドキさせ翻弄させる魔力があり、つい追いかけたくなってしまいます。

あざとい行動とは
あざとく感じる代表的な行動は、距離が近く隙のある行動。たとえば飲み会なら「酔っちゃった……」といってとろんとした目をしたり、もたれかかったり、にっこり笑いかけたりすると、男性は思わずどきっとしてしまいます。
まるで恋人のような距離感でボディタッチしたりじっと見つめたりするのもあざとい行動。特に男性は女性ほど近い距離感で接することが少ないので、近くにいるだけでもつい意識してしまいます。「結構筋肉あるんだね」と体を軽く触ったり、「まつげ長いね」と言って見つめたりするだけでも「俺に気があるのかな?」と思う男性もいます。
ただし、ボディタッチする前にはそのメリットデメリットを把握しておくのも大切です。 下記記事で詳しくコツなどを紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
ボディタッチに隠された心理や自分からする時の注意点はこちら
あざとい態度(ポーズ)とは
思わず「可愛い!」と思ってしまう仕草やポーズは、男性からあざといと思われる態度。たとえば、男性を上目遣いでじっと見つめる仕草は守ってあげたい気持ちになり愛情が高まります。顔の近くに手を持っていくいわゆるぶりっ子ポーズも女性らしさを感じさせ、男性を魅了する力があるあざといポーズです。
仕草にしろポーズにしろ、男性がやらない女性らしい態度は魅力的で、好印象を与えます。ちょっと計算高い感じがしても度が過ぎなければ「可愛いものは可愛い」と肯定的に受け取られますよ。
あざとさのメリットとデメリット


あざとさにはメリットとデメリットがあります。あざとい言動をやみくもにするだけだと、デメリットが大きくなってしまうリスクも……。あざとさが裏目に出ないように、メリットデメリットを知ったうえで上手に活用するようにしましょう。
メリット
あざとい女性は愛され上手な女性だとも言えます。やはり好感度が高く可愛い印象を与える言動が多いですし、計算高く抜け目ない様子はどこか憎めなさも感じさせます。裏で計算していたとしても「やっぱり可愛い」と思わせる力があるのです。
また、あざとい行動は相手のことを考えなければできない行動でもあります。相手好みの仕草をしたり、可愛らしい言葉を言われたりして嫌がる人はあまりいません。思いやりがあり知性も感じさせるあざとさは好感度を高め、人から可愛がられるでしょう。
デメリット
その一方で、あざとさが度が過ぎるとうんざりされてしまい、ネガティブな印象を与えるリスクもあります。「こういうことすれば喜ぶんでしょ?」とでも言いたげなあざとさの押しつけは、相手のことを思いやっておらず、一方的なコミュニケーションになってしまいがち。「この子、計算してやってるんだろうなあ」と狡猾なイメージばかりが先行してしまい、信用されなくなってしまいます。
あざとい行動すべてが喜ばれるわけではありません。相手の立場に立って、相手がどんなことを求めているか、何をされたら喜ぶかしっかり考えてから行うようにしましょう。
あざとさに似た「思わせぶりな行動」にも注意が必要です。下記の記事では、思わせぶりな女性の特徴や、本命の男性にアタックしたいときの正しい脈ありサインの出し方を紹介しています。
思わせぶりな女性の行動や本気の脈ありサインを伝える方法
男性を落とすときに使える可愛がられる行動

それでは、あざとさを恋愛の武器にするにはどうしたらよいでしょうか?男性がときめくような可愛らしい行動は、恋愛の強い味方。意中の男性を落とすときには、どんな女性でも可愛らしく感じさせるあざとい行動を実践しましょう。
まず手軽に実践できるのは、男性に近づいて話すこと。男性に寄り添うようにして話しかければ、思わずどきっとしてしまうのが男心です。とはいえ不快感を与えないように、体は触れないように気を付けて。仕事中などシーンに応じて距離感を図りつつ、適度に近づいて話しかけてくださいね。
近くで話せたら、ボディタッチを取り入れましょう。過度なボディタッチは不信感を抱かせることもあるので、肩や腕などに触れるのが無難です。会話が盛り上がって笑ったときなどに軽くタッチしてみましょう。ときどき上目遣いを織り交ぜ、じっと見つめたりするとより効果的ですよ。言葉ではなく態度で好意を伝えるのがあざといポイントです。
もちろんこのようなあざとい仕草や態度は、彼と付き合うまで限定ではなく、彼女になってからも有効です。彼女のあざとさに女性らしい可愛らしさを感じて、抱きしめたくなったりキュンとする男性は多いのです。彼氏がいる女性も、ぜひ具体的なあざとい行動を取り入れて彼の気持ちを揺さぶってみましょう。
魅力的で可愛がられる、あざとい女性になろう!

「可愛いは正義」と言うように、あざとさを上手に活用できる女性は男性からも女性からも好かれます。せっかくなら女性らしい言動を積極的に取り入れて、自分の魅力をアップさせたいところです。
ただ、何よりも大切なのは相手を思いやり、相手が喜ぶ言動を心がけること。単に自分を可愛く見せるだけのあざとさでは「自分のことを可愛いと思ってるんだろうな」「自分さえよく思われればいいと考えているんじゃないか」といった悪い印象を与えてしまうことも。あざとさの中に気遣いがあれば、思いやりが男性側に伝わって「こんなことをしてくれるなんて、ちょっとあざといけど可愛い」と好感度がアップします。
「あざとい行動をするなんて恥ずかしい」といった羞恥心は捨てて、思いやりのあるあざとさにチャレンジしてみてください。女性らしさが引き立ち、自分の魅力を引き出してくれるはずです。