
エッチのしすぎによるメリットやデメリットを考えたことはあるでしょうか?毎日セックスできるライフスタイルがあることは、カップルにとっては幸せな環境と言えます。毎日会って、毎日エッチできる関係性なら、ずっとラブラブでいられそうです。
しかし、毎日セックスをしていても体に問題はないか、心配に思うこともあるかもしれません。実際に、連続でセックスをしたあとに頭痛や腹痛などを感じる人もいます。
この記事では、エッチしすぎることの効果やデメリット、毎日連続セックスするカップルが注意したいこと、エッチしすぎに悩むカップルの対処法などを解説します。反対に、適度なペースのエッチをした場合のメリットも紹介します。
毎日するのはエッチしすぎ?理想のセックスのペースとは…

毎日セックスをしているのは、世間的にはエッチしすぎになるのでしょうか?カップルによってエッチのペースはさまざまで、同棲カップルやお互いに忙しい社会人カップルなど、置かれている環境によっても変わります。毎日会えて一緒にいられるなら、エッチも毎日したくなるかもしれません。それでは多すぎるのか不安な方は、平均的なセックスのペースをチェックしてみましょう。
実際のカップルの平均エッチ頻度
自分がエッチのしすぎではないか知りたい場合、ほかのカップルの平均エッチ頻度と比較してみましょう。とはいえ、どんなに親しい友人相手でも人の性事情について尋ねるのは抵抗があるもの。そんな気になる平均的なエッチ頻度をアンケート結果から紹介します。
ラブリサーチの調査では、1日の平均回数でもっとも多かったのは「1回」、次いで多かったのが「2回」となりました。やはり多くのカップルにとって、1日3回以上のセックスはなかなか難しいのかもしれません。特に男性は行為のなかで射精をするため、そう簡単にたくさんの回数は難しいのでしょう。
Q.エッチをする時は、1日に平均何回しますか?
また、1カ月の頻度では全体が「2.1回」、20代では「4.11回」、30代では「2.68回」、40代では「1.77回」となりました。年齢が上がるにつれて減る傾向にあるのは予測できますが、20代でもおよそ週1回と考えると、毎日している人には驚きかもしれません。
そのパートナーとは1ヶ月にどの程度セックスをしますか?

- 平均回数:2.1回
- 20代:4.11回
- 30代:2.68回
- 40代:1.77回
- 50代:1.38回
- 60代:0.97回
理想的なエッチ頻度
セックスの頻度はカップルごとに異なるため、あくまで目安ですが、カップルの理想的なエッチの頻度は1日に平均1~2回程度と考えられそうです。また、1カ月の頻度では3~4回くらいが平均となるでしょう。このくらいのペースであれば、身体の負担も大きくなりにくくカップルが長続きしやすいペースと言えます。
もちろん、それ以上のハイペースでエッチをしているカップルがNGというわけではありません。しかし、あまりハイペースの場合には、エッチしすぎによるデメリットが起こる可能性もあります。
週3?毎日?エッチしすぎの境界線は…
理想の回数や目安はわかりましたが、「エッチしすぎ」と考えられる境界線も気になるところです。あまりにハイペースなエッチは、デメリットの方が多くなりかねません。こちらもあくまで目安ですが、およそ週3回を超える場合は少し多めと言えます。週5回以上など毎日のように連続セックスしているカップルは、エッチしすぎと言えそうです。
また、エッチをするペース自体は週2~3回でも、1日のエッチの回数が3回を超えていたり1回のエッチに5~6時間かけていたりする場合も、エッチしすぎの可能性があります。何より、自分たちが「もしかしたらエッチしすぎかも」と不安を感じたら、二人の本来のペースに合っていないのかもしれません。
毎日セックスしても大丈夫?
毎日セックスをしても自分がしたくてしているのであれば、健康上の問題はないと考えられます。「相手に合わせて無理をしている」「セックスにのめり込み過ぎて生活リズムが大きく崩れている」といったことがなければ、毎日セックスをしても問題はないでしょう。
ただし、セックスはしてもしなくても、健康上のプラスやマイナスにはならないといわれています。毎日しても問題がない一方で、セックスしない日が続いたからといって問題があるわけではありません。美容や健康目的で、無理にセックスをする必要はないのです。
しかし、もしも妊活中であれば、頻繁にセックスをすることは非常に有効です。妊活においては、セックスの頻度が高いカップルのほうが妊娠しやすい傾向にあるのでプラスの効果を得られるでしょう。
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エッチしすぎの状態になりやすいカップルの特徴
カップルがエッチしすぎになりやすいシチュエーションには、いくつかの傾向が見られます。どんなカップルでもエッチしすぎになってしまうわけではありませんし、エッチが多い状態は一時的という場合もあります。
ここでは、どのようなカップルがエッチしすぎの状態になりやすいのか詳しくチェックしてみましょう。二人の置かれた状況や相性、性欲の強さなどが関係しているようです。
付き合いたてのカップル

付き合いたてのカップルは、何をするのも新鮮で楽しく、デートもセックスもおのずと回数が増えやすくなります。離れている時間がもどかしく、いつでも一緒にいたいため、自然とデートの回数も多くなるもの。また、付き合いたてはデートのたびにセックスすることも珍しくなく、1回あたりのスキンシップやセックスの時間も長い傾向にあります。
最初の頃は特に、お互いに良いところを見せたい、相手に嫌われたくないという思いが強くなりやすいため、相手がセックスを求める回数や時間に不満があっても隠してしまうかもしれません。もしどちらかのセックスが長い、多いと感じても、言い出せずに相手のペースに任せてしまう人もいるでしょう。
ただし、付き合いたての期間もずっとは続きません。しばらくすると、お互いに一時の熱が徐々に落ち着いていき、セックスの回数も程よいくらいに収まるのが一般的です。
同棲したて、または新婚夫婦

同棲したてのカップルや新婚さんは、付き合いたてとは違いますが、同じ家に住めるようになった喜びや新鮮さからセックスの回数が増えることがあります。特に、これまでお互いに実家暮らしだったり寮生活だったりすると、これまでの自由度が低いセックスライフから一転、自由にセックスできるようになるため、毎日エッチするような状態になる可能性も高そうです。
新婚夫婦であれば今後は妊娠を望んでいる、または子どもを周囲から望まれることも多くなるため、よりセックスの回数が増えるかもしれません。ただし付き合いたてと同様、徐々に回数は落ち着く傾向にあります。
身体の相性が良いカップル

身体の相性が良く、セックスが気持ち良いカップルは、付き合った時期や同棲を始めた時期に関係なくエッチしすぎになりやすい傾向にあります。セックスの相性は、お付き合いや結婚をするうえで大切な要素の一つです。しかし、相性が良いためにセックスの気持ち良さに流されて、エッチしすぎてしまうこともあるでしょう。
二人のどちらか、または二人とも性欲が強い


カップルのうち二人のどちらか、または二人とも性欲が強いカップルの場合も、セックスの回数が増えてエッチしすぎになる可能性があります。二人のうちどちらかだけが性欲が強く、パートナーのほうは性欲が弱いと、お互いのペースが合わなくなってどちらかがつらくなってしまいそうです。
二人とも同じくらい強い場合は、自然にお互いに求め合い、バランスは保たれるでしょう。ただし人によって性欲は衰えることがない場合もありますし、年齢とともに落ち着いていくこともあります。
毎日セックスするメリットとデメリット
毎日連続でセックスすると、メリットもあれば、エッチのしすぎによるデメリットが起こりやすいと言われています。二人で楽しめているのなら早急に改善する必要はないかもしれませんが、肉体面や精神面などいろいろな部分で不都合が起こるリスクがあることも確かです。毎日連続でセックスするリスクについてチェックしてみましょう。
メリット(1)リラックスできる
セックスすると、おもにPEA(フェニルエチルアミン)、ドーパミン、オキシトシンという3つのホルモンが分泌されるといわれています。このうちオキシトシンには、気分をリラックスさせる作用があると言われています。
メリット(2)安眠効果

オキシトシンの作用といわれていますがセックス、またはオーガズムを感じたあとで、眠りにつきやすいと言われています。セックスの頻度が増えれば、その効果も得られる頻度が高くなると考えられます。
メリット(3)ダイエット効果
セックスするときは、動きの激しさや体位によって、カロリー消費が多くできます。実は30分のセックスで大体200カロリーを消費すると言われており研究結果も出ているそうです。愛する人と楽しい時間を過ごしながら、ダイエットもできるのは素敵なことと思われる人も多いはず。毎日大好きな人と楽しい時間を共有しながら、ダイエットをして、理想的ですね。
デメリット(1)肉体的な問題
肉体面での問題には以下のようなことが考えられます。
特に健康には問題のないケースもありますが、気になるトラブルが起こった場合は念のためエッチを控えてできるだけ早く受診したほうが良いでしょう。
頻繁にエッチしていると、毎回疲れを癒す間もなく疲労が蓄積されやすくなります。
エッチをたくさんすれば、それに比例して妊娠の可能性も高まります。また、回数が増えることで危機感が薄まって油断しやすくなることも、望まない妊娠のリスクにつながる原因の一つです。
性交性頭痛とは、オーガズムの際などに起こる頭痛です。血圧の上昇や首周りへの負担などが原因とされていますが、女性がイク演技のために息を止めたときにも起こります。エッチの回数が増えれば、そのぶん頭痛リスクも上がるでしょう。
1カ月あたりのセックスの回数が多いカップルは、生理の初期や終わりかけのタイミングでセックスすることもあるかもしれません。その場合、挿入の際に経血や雑菌、ウイルスなどが押し戻されて膣に入り、子宮内膜症のリスクが高まる場合もあります。
挿入を何度もしていると、女性の場合は腹部やデリケートゾーンが刺激され、痛みを感じることもあります。
デメリット(2)精神的な問題
エッチしすぎのカップルは、お互い精神的な問題も抱えてしまうケースもあります。
エッチをしすぎると、だんだんとお互いのエッチにも飽きが来て、マンネリを感じる場合もあります。長く付き合っている多くのカップルには訪れるマンネリですが、エッチのペースが早いぶん、より早く訪れるかもしれません。
セックスを毎日のようにすることが二人の間で当たり前の習慣になってしまうと、セックスすることにストレスを感じることもあります。「今日はエッチの気分じゃない」というときに相手から求められて仕方なく応じるなど、気持ちのすれ違いが起こることもあるでしょう。
エッチに対する思いが強い場合には、セックス依存症になるリスクもあります。セックス依存症とは、セックスしないと「嫌われたのでは」と不安になったり、落ち着かなくなったりする心の病です。
適度なエッチは、メリットのほうがたくさん!
エッチしすぎは心身にあまり良くない影響もあるようですが、反対に、適度なセックスはカップルにとってプラスの効果が期待できます。ここでは、適度な頻度のエッチがカップルにどのようなメリットを与えるのかチェックしてみましょう。セックスは健康だけでなく、美容の面でも良い影響を与えているようです。
運動量が上がるので良質な睡眠につながる

適度なエッチは程よく体を疲れさせ、睡眠の質をアップさせる効果が期待できます。エッチは全身運動であり、あまり過度にすると疲れ切ってしまいますが、適度な回数や時間であれば心地良い疲れを感じられるでしょう。
セックスだけの運動量に大きなダイエット効果はありませんが、睡眠を深めるには十分です。また、オーガズムによって快眠やリラックスのためのホルモンも分泌されやすくなると言われており、併せて睡眠を促す効果が期待できます。
いつまでもラブラブな状態を保ちやすい

適度にエッチをすることでカップルの絆を深め、信頼関係を築くこともできます。スキンシップによってお互いの愛情を感じやすくなり、いつまでもラブラブな二人でいられるでしょう。特にラブタイム中に愛情をしっかりと言動で伝えているカップルほど、マンネリしにくくなります。
ストレスが溜まりにくい

ストレス解消・溜まりにくくしてくれる効果も期待できます。そもそもセックスは質の良い睡眠につながるとされており、睡眠によって脳が休まり、ストレス耐性がアップしそうです。また、セックス自体にも脳が快楽を感じるホルモンを分泌させ、ストレスを解消させる働きがあると言われています。これはキスやハグなどのスキンシップにも言えることです。
さらにセックス中には体を動かし汗をかくため、リフレッシュ効果も期待できます。カップル二人で心を通い合わせることで、安心感や幸福感も得られ、ストレスが軽減されるかもしれません。
キレイなボディラインを保つために美意識が上がる

無理のない回数のエッチは、女性をキレイにしてくれます。満足度の高いエッチをすることで女性ホルモンが分泌されやすくなり、新陳代謝のアップによってボディラインも美しく保ちやすくなるためです。また、定期的にセックスをするパートナーがいることで、裸を見られる意識からキレイになりたいという思いも強くなるでしょう。この美意識によって、自然とキレイでいるための行動が生まれやすくなります。
「誰にも見られないから」と自分磨きが面倒になってしまうと、なかなかモチベーションも上がりません。セックス自体にも女性ホルモン分泌などの効果はありますが、いつも「彼に魅力的に思われたい」とがんばる姿勢も、女性をキレイにする一つのきっかけです。
エッチしすぎなペースを理想のものにするためには?
もし二人の体力や気力に無理が出てきたら、エッチのしすぎには注意して適度なペースを保つようにしてみましょう。
とはいえ、セックスはカップルのどちらかががんばりすぎることなく、また一方が我慢してつらくなることもないよう、二人が納得できる形で楽しみたいものです。お互いが不満を持たずに、エッチしすぎなペースを理想に近づけたいときの対処法を紹介します。
二人でラブタイムについて話し合う
エッチしすぎている気がして不安なカップルは、まずはお互い冷静なときに、二人でラブタイムについて話し合ってみましょう。1日あたりの回数や時間、エッチをするペースなど、二人の心と体に無理のない範囲で希望をすり合わせます。
エッチに誘われた時点で「最近は多いから」と断るのは相手も悲しい気持ちになりますし、自分としても心苦しいでしょう。そのため事前にしっかりと話し合いの機会を持ち、ボーダーラインをはっきりとさせておくと安心です。
生理中のセックスや妊娠のリスクを説明する
生理前後や生理中にもセックスをしている場合や、頻繁なセックスによって妊娠リスクへの意識が薄くなっている場合、病気や望まない妊娠の可能性についてカップル二人で認識を強くする必要があります。
これらについては特に女性のリスクのほうが高くなるため、もしパートナーが無知・無関心なら、一緒に考えてもらえるように説明することが大切です。
セックスの時間や内容にメリハリをつける
「エッチしすぎな自覚はあっても、どうしても回数が増えてしまう」という場合には内容を工夫しましょう。今日は愛撫だけ、次はいろんな体位をじっくり試す日、など内容や時間にメリハリをつけるとプレイの一環として無理なく楽しめそうです。
毎回のセックスでじっくり一つのことに注力すれば、体力を使いすぎず、次回の楽しみが増えてマンネリも回避できるかもしれません。
しんどいと感じるときはしっかりと断る
パートナーの性欲が自分より強く、現状だとエッチが多すぎると悩んでいる場合、勇気を持って断ることも必要です。あらかじめ頻度について話し合っていても、デートの当日しんどいと感じたなら、我慢せずにセックスは延期してもらいましょう。パートナーを傷つけないように断るには、理由をはっきり言うこと・代替案を提案することが大切です。
「今日は寝不足だから明日にしたい」「今日は挿入がつらいから、手でしてあげる」など、優しく提案してみてください。お互いに譲り合いの心を持つことができたら、セックス以外でも長く良い関係でいられそうです。
エッチしすぎなカップルは適度なペースに調整を

付き合いたてのカップルや同棲スタート時など、一時的にエッチの回数が増えることはあります。しかし、いつまでもエッチしすぎる状態が続くと、カップルの心身などに問題が起こるかもしれません。 別れのきっかけにもなりかねないため、もし不安があるなら早めに対策しましょう。
エッチの回数を適度に抑えることは、これからずっと良好な関係を続けるうえでも大切なこと。今後の関係性やお互いの負担も考えて、一度カップルでセックスについて話し合う機会を持ってみましょう。二人にとってのベストな頻度を見つけることで、毎回のラブタイムがさらに充実して楽しく過ごせそうです。

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