「常に彼氏がいないと不安」「誰かに頼りたい」と思う気持ちは、もしかしたら依存体質の表れかも知れません。女性のなかには、彼氏に依存していないと不安でうまく生きられない人がいます。
こうした依存体質は、彼氏との関係に暗い影を落とし、恋愛がうまくいかない原因にもなりかねません。また、恋愛だけでなく自分の生活や仕事などにも悪影響を与えてしまうでしょう。
依存してしまうほど彼氏が大好きなのに、その恋愛依存が原因で彼を失うのは悲しいこと。「このままではダメだ」と感じたら、依存体質の治し方を知って、彼氏ともっと対等で良好な関係を築いてみましょう。
この記事では、依存体質の診断チェックリストや依存しやすい女性の特徴と原因、彼氏に依存しない女性なる方法を紹介しています。依存体質に対する男性の本音、依存の良くない点などもまとめました。これまでの生き方と考え方を振り返りながら、依存体質に立ち向かうヒントにしてみてください。
依存体質ってなに?


依存体質は自分ではわかりにくいこともあります。改善のためには、そもそも依存体質とはなにかを知り、自覚することから始めましょう。依存体質とは、特定の相手と過度に距離を縮め、コンタクトをとりたがる人のこと。依存体質の本人にとってはそれが当たり前なので、心の異常に気が付かないことも多く、依存度によっては抜け出すのが難しい場合もあります。
アルコール依存やギャンブル依存のようなあらゆる依存体質と共通しているのが、依存できないときのイライラや過剰な不安感です。過剰な不安から感情や行動をコントロールできずに、極端な行動に出る人もいます。
依存体質は恋愛破局のリスクにも
自分が依存体質だと、気付かないうちに彼氏を疲れさせてしまい、別れを早めることもあります。ラブコスメが行ったアンケート「依存体質の人と付き合うことはどのように感じますか?」では、「息苦しい」「面倒」「鬱陶しい」などネガティブな意見を挙げた人が多く見られました。「重そう」と実際に付き合ったことがなくても悪いイメージを持っている人もいるようです。
なかには「必要とされて嬉しい」と前向きな意見もありますが、「度合いによる」などと重すぎる依存には消極的。過剰な依存体質の可能性がある人は、別れを言い出される前に脱却を目指しましょう。
依存体質のチェックシート
依存体質かもしれないと思ったら、まずは下記のチェックシートで自己診断してみましょう。

~この行動は要注意!依存体質診断チェックシート~
- 恋人ができると、すぐに高価なプレゼントを購入しがち
- 自分のことよりも相手を優先してしまう
- 自分の服装やヘアスタイルを相手の好みに合わせて変える
- 相手がなにをしているかなどを全て知りたがる
- 自分のために恋人のステータスを上げようとしている
- 自分で物事を決められず、困ったときはいつも相手に決めてもらう
- 一人の時間も常にSNSでつながりを求める
- 自分の満足感より、人に褒められるために行動する
思い当たる項目が多ければ多いほど、注意が必要と言えます。
依存体質になりやすい女性の特徴と原因

依存体質は誰でもなる可能性がありますが、特になりやすい傾向を持つ人もいます。なりやすい女性は今現在誰かに依存していなくても、今後なにかが引き金になって重い依存をしてしまうかもしれません。チェックシートの内容も踏まえて、依存体質になりやすい女性の特徴と原因をチェックしてみましょう。
本当は寂しがり屋で、仲の良い相手・好きな相手とは連絡を常にとりたい
つい強がって見せてしまうけれど、内心寂しがり屋な人は、依存体質になりやすいかもしれません。いつも強がっている反動で、仲の良い人といるときに寂しい、構ってほしいという本音が強く出てしまいます。そもそも依存体質の人は、周りに認められようと自分を後回しにしがちです。そんな自分を甘えさせてくれる相手は心地よい存在なので、離したくないと強く思うようになります。
いつも甘えん坊の「かまってちゃん」タイプではなく、ツンデレタイプに多く見られる傾向です。「ギャップ萌え」と言えなくもありませんが、あまりにも落差が激しいと相手は驚いてしまうでしょう。
自己承認欲求が高く、SNSなどで意味深発言をしてしまう
自己承認欲求の高い人も、依存体質になりやすい傾向にあるでしょう。周りの人から認められたい、注目されたいと思う気持ちが強く、SNSなどで意味深な内容を発信することで欲求を満たします。
このタイプは、過去に近しい人から認めてもらえなかった経験が原因になっているのかもしれません。特に注意したいのは、親兄弟などから認められなかった、育児放棄や厳格に叱られて育ったなど、幼少期につらい体験をしている場合です。
捨てられるんじゃないかという不安が常にある
「捨てられる」ことへの不安感が強い人も依存体質になりやすい傾向にあります。ちょっとした相手の変化や自分への対応で「失望されたのでは」「捨てられるのでは」と疑心暗鬼になりがちです。また、少しでも相手との距離を感じると見捨てられたような気持ちになってしまうこともあります。
自己承認欲求と同じく、過去の認められなかった経験が原因になるほか、相手を失いたくないあまりに不安を感じる人もいるでしょう。
困るとすぐに人に頼ってしまう

困るとすぐに誰かを頼ろうとするのも、依存体質に多い特徴です。誰しも他人に頼りたい場面はありますし、足りない部分を補い合うのはむしろ良いこと。しかし、依存体質の人は自分で解決できることでも頼ろうとします。また、相手の迷惑を顧みず、深く考えないまま他人にまかせっきりにしてしまうでしょう。
友達に共感を求めたり、自分のスキルでは及ばない部分を専門家や先輩に頼ったりするのは問題ありません。しかし誰かれ構わずに頼って、自分で決めるべき解決策まで丸投げにするのは依存体質の難点です。
自己肯定感が低い
自己肯定感の低さは「相手が離れていくのではないか」という不安や「自分には彼しかいない」という気持ちを育て、依存心を強める恐れがあります。自分を好きになれないため、誰かと一緒にいたり必要とされたりすることで自分の存在意義を感じようとします。
これまでの人生で誰かに認められた経験や達成感を味わった経験が少ない人も、自己肯定感が低くなりがちです。ネガティブ思考で、「どうせ自分なんて」など後ろ向きな言葉が多くなります。人によっては周りから気にしてもらおうとして、あえて「どうせ」と自己否定をする場合もあるでしょう。
責任感が弱い
責任感があまりない、また責任ある立場を避けたがるのも依存体質にありがちな特徴です。いつも受動的で、周りの人と同じように過ごしていれば安心と思っているため、いざなにかを任せられるとすぐ人に頼ろうとしてしまいます。
このような依存的な行動を続けていると、本当に自分だけでは何もできなくなってしまう可能性もあります。自分で考えて動くことができなくなり、他人の行動や意見で自分の言動を決めるようになってしまいます。
「〇〇だけが楽しみ」だと思い込んでしまう盲信的な性格
盲信的で「楽しみはこれだけ」「自分にはこれしかない」と思いがちな人も依存体質の傾向にあります。こだわりが強かったり、視野が狭かったりする人は、恋人に対しても固執しがちです。「自分には彼しかいない」と思い込んで、彼に執着します。
こだわりの強さや視野の狭さは、人間関係・交際範囲も狭めてしまうでしょう。交際範囲の狭さはより一層特定の人への執着心を高め、周りが見えなくなり、さらに交際範囲が狭まるという悪循環に陥りやすくなります。
女性の依存体質に対する男性の本音

女性の依存体質について、恋人はどう思っているのでしょうか?視野の狭さから周りの意見が見えなくなることもある依存体質ですが、彼氏の気持ちを無視して嫌われるのは避けたいもの。その前に女性の依存体質に対する男性の気持ちを知り、彼氏の心の内を探ってみましょう。
男性側から見た依存体質の女性への本音を紹介します。もしも負担をかけてしまっているようであれば、彼のためにも自分のためにも依存しない方法を考えなければいけません。
危険な気がする
依存体質の女性について男性がまず感じるのは、危険であるという雰囲気です。上記のアンケート調査でも、依存するあまりストーカーになった、なりそうで怖いといった危険を感じた人がいました。
徐々に加速する束縛や度を超した連絡頻度、SNSのパトロールなどが「病んでいるのでは?」と疑わせる危なげな行動です。彼女が満足しているうちは良くても、メールの返事が遅れる、ほかの友人と遊ぶなど、彼女の意にそぐわない行動をとると逆上されるのではと思われています。
束縛されているように感じる
依存体質な女性の多くは、彼氏を束縛したがる傾向があります。寂しがり屋で、誰かに頼りたいと思う気持ちが強いため、彼氏に構ってもらおうと一生懸命です。度を越えた愛情表現は、男性にとっては束縛されて窮屈だと感じさせてしまいます。
依存体質の女性は、承認欲求の高さと自己肯定感の低さによって「彼に認められたい」「もっと頑張らなければ捨てられる」と世話を焼きたがるのも特徴。また、人間関係が狭く彼氏オンリーの生活になりやすいので、彼にも同じような交友関係と生活を望み、実際に束縛してしまう人もいます。
主体性も持ってほしい
依存体質の彼女に対して、男性は「もっと主体性を持ってほしい」と自立心を期待する気持ちも抱いています。依存体質は過度になると危険なイメージや束縛につながりますが、適度な依存であれば許容できる男性も少なくありません。
多少の依存があったとしても、一方で主体性を持って仕事や勉強、趣味を頑張る女性ならば、男性側も良い関係を築けると感じます。彼氏のことで頭をいっぱいにするのではなく、主体性を持って自分の時間も楽しめるなら、お互いの時間を大切にして良いお付き合いができそうです。
最初は嬉しかったけど…
依存体質の人は尽くしたい気持ちが強いため、相手に愛されている実感を与えます。依存体質の女性と付き合ったことがある男性のなかには、こうした愛情表現に幸せを感じる人も少なからずいるでしょう。上記アンケート調査でも、必要とされて嬉しく感じた人や相手の時間を独占できると喜ぶ人などが見られました。
しかし、嬉しいと答えた人たちでも「最初は良いけれど長期化すると疲れる」など、付き合いが長くなるにつれ嫌になる可能性を危惧しています。付き合いたてのラブラブ期には、多少の甘えや束縛などもかわいく見えてしまうもの。しかし、いつまでも甘えたがり、相手の行動を縛ると徐々に重く煩わしくなります。
依存体質の注意点


依存体質の女性は、男性目線で見ると「大変そう」「改善してほしい」と思われていることがわかりました。付き合い始めなら多少の依存は許されても、付き合いを続けているとさまざまな弊害が出てきそうです。
ここでは依存体質の女性が恋愛をするうえで注意したい点、抱えることが多い問題点を見てみましょう。彼との関係だけでなく、自分の生き方や考え方まで、快適な生活を阻むリスクはいろいろあります。
周りが見えなくなる
依存体質の女性は、恋をすると相手のことばかり考えてしまい、周りが全く見えなくなります。寝ても覚めても彼のことばかり考えている状態で、仕事も勉強も手に付きません。これまでは仲良く連絡をとり合っていた同性の友達への興味も失い、友人関係が疎遠になる人もいます。また、友人から「彼にキープにされている」「彼に騙されている」という冷静なアドバイスをもらっても耳に入らなくなります。そして実際にキープにされていたり、騙されていても気が付きません。
自己中心的になる
依存体質の人は相手の都合も考えず、自己中心的に他人に対して甘えたがります。なかには自己犠牲の精神が強い人もいますが、自己満足のためにやっている場合も多く、押し付けになっているかもしれません。「やってあげている」と思っていても、このような自己中心的な行動は相手のためにはならないでしょう。
そのうち彼氏は迷惑に思うようになり、自分自身も「こんなに好きなのに」「私はこれだけ想っているのにわかってくれない」と不満を抱くようになってしまいます。
ネガティブになる
依存体質の特徴として、自己肯定感が低く、ネガティブな考え方をする人は多いものです。そのため彼氏と無事にお付き合いが成立しても、常に別れの恐怖などの不安がつきまとい、安心できません。「浮気されるのでは」「裏切られるのでは」と悪いことばかり考えて、彼の行動を監視や束縛したくなってしまいます。
あまりに浮気への不安が大きいと、彼に浮気される夢を見るという場合もあります。 それを予知夢と捉える人もいますが、多くの場合自分の心理状態が原因で生み出されたものであり、自分のメンタルを上手にコントロールすることで解決できます。詳しく知りたいという方は下記記事も参考にしてみてください。
浮気される夢を見た時の心理や対処法についてはこちら
別れの原因をつくる
最悪の場合、依存体質が別れを引き起こすこともあります。別れの原因は、依存女性の重さや煩わしさです。依存体質のせいで交際が始まると彼氏しか見えなくなり、失う恐怖から手段を選ばずに彼を独占しようとします。しかし、こうした行為は逆効果で、独占しようとすればするほど彼の心は離れていくものです。
二人の関係が始まったばかりのうちは適度な依存も良いものですが、徐々に相手は面倒に感じ、別れたいと思うきっかけになることもあります。
またこういった別れの原因は、男性側の依存によっても起こりえます。彼氏の愛情が重すぎると思ったときの対処法は下記記事で紹介しているので、こちらも参考にしてみてください。
彼氏の愛が重くなる原因と対処法はこちら
彼氏に依存しない女になる方法!

大好きな彼氏との別れという、悲しい結果を招きかねない依存体質。いつまでも円満なカップルでいるためには、自分でできることから改善を目指しましょう。また、依存体質のままでいるとネガティブな考えにつきまとわれて、自分自身もつらくなります。自分のためにも彼のためにも今一度、彼に依存しない方法や考え方、生き方を見つめ直してみてください。
どの行動が依存的な行動かを知る
依存体質の人は、自分で自分の依存行為に気づいていないため、知らず知らずのうちに相手に依存してしまっています。そのため、まずは自分のどういった行動が依存的なのかを知ることが克服の第一歩です。自分にとっては当たり前で「これもダメなの?」と驚く行動もあるかもしれませんが、客観的に自分の依存心を認めましょう。
基本的には、上記のチェックシートにある「相手を最優先にする」「自分の行動を相手に決めてもらう」といった行動は全て依存行動となります。さらに、恋人ができてから友達との付き合いを後回しになった、彼のお願いはなんでも聞いてしまうなども要注意。依存行動が多いほど、彼から負担に思われやすくなります。
依存することで彼に寄りかかっているという考えを持つ
彼氏へ依存していると、自分の気持ちは楽になりますが、果たして彼氏はどうでしょうか?依存によって、自分は彼に寄りかかっていると認識することも大切です。彼氏に頼り切った行動は、相手のためにはなりません。良かれと思ってやったことも、自己満足にすぎないケースもあります。依存体質を改善するためにはまず、これまでの自分は独りよがりだったのだと考えましょう。
依存してしまう相手と意識的に距離を置く
愛する彼氏と距離を置くというのは、そもそも離れたくないので依存していたためハードルの高い試練です。しかし意識的に距離を置くことで、客観的に見た彼との関係性や彼への本当の気持ちがわかることもあります。依存を続けて彼に別れを言い出されるくらいなら、一度思い切ってクールダウンしてみましょう。
彼から物理的に、さらに精神的に離れることで、ほんの少しでも冷静になれるはず。できれば、彼と出会う前にやっていた趣味や友達との女子会など、彼以外のことで毎日を楽しんでみてください。また、自分の依存の根本的な原因を見つめ直すのも、一人の時間の使い方として有効です。離れている間に、彼もまたあなたの存在の大きさに気付くかもしれません。
少しでもできたところは素直に自分を褒める

自己肯定感が低い依存体質の人は、自分で自分を認めてあげることも大切です。「どうせ」「自分なんか」と卑下するばかりではなく、できたことに目を向けて自分を褒めてあげましょう。自分の存在意義は、他人からの評価によってのみ決まるものではありません。
できたところに目を向けることが増えると、明るく穏やかな気持ちになって「がんばりすぎなくていいんだ」と思えてくるでしょう。苦手なことをやってみた、一人でランチに出かけられたなど、小さなことから自分を褒める習慣を始めてみてください。
運動する時間を作る
ひとつのことに集中していると、必然的に彼のことを考える時間が減ります。特に汗を流す運動は気分転換できますし、ダイエット効果も期待できて一石二鳥です。ウォーキングやランニングなど外で行う運動なら、視野も広がります。日課にすれば、近所のランニング仲間などとの新しい出会いがあるかもしれません。
やったことないものにチャレンジする
やったことのないもの、新しいことに挑戦するのは刺激的で、彼への想いを分散させることにも役立ちます。始めはうまくいかなくても努力してできるようになれば、自分のことを認められるようになりそうです。新しいことへのチャレンジは得られるものが多く、ものの見方を変えるきっかけにもなるでしょう。
自分磨きをして自信をつける
自分に自信がなくて、恋人が離れる不安を手放せない人は、積極的な自分磨きをがんばりましょう。内面を磨くことはもちろん、髪を美しく保つ、似合うメイク・ファッションを研究するなど、見た目のケアは変化が見えやすく達成感を得るのにもぴったりです。
楽しく自分磨きをしたいなら、「プエラリア・ハーバル・ジェル」を使ったボディケアもおすすめ。プエラリア・ハーバル・ジェルは、肌にハリやツヤを与えて滑らかにする効果が期待できるプエラリアミリフィカ根エキス配合のバストケア・ボディケア用ジェルです。毎日のケアで彼に離したくないと思ってもらえるような女性らしい魅力のある体を目指しましょう。
依存体質を克服して彼と良好な関係を

依存体質は彼の負担になるだけでなく、自分自身のことも追い詰めてしまうものです。恋人への強い依存は彼に重いと感じさせ、関係を壊してしまう可能性もあります。適度に甘えるくらいは良いのですが、過剰な束縛やストーカーまがいの行動にならないように気を付ける必要があります。
自分の依存で彼を苦しめないように、依存体質の克服を目指してみてください。まずは依存してしまう原因や依存体質な女性への男性の気持ちなど、現実を見つめることから始めます。彼や自分に与える悪影響を認識できたら、お互い支え合える素敵な関係性になれるよう、できることから克服の一歩を踏み出しましょう。
その他にも彼氏への上手な甘え方や愛情の伝え方は下記の記事で特集しています。こちらもぜひチェックしてみてくださいね。
彼氏にかまってもらう方法についてはこちら

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