
私事で恐縮ですが、筆者が小学生の時にエリマキトカゲブームが湧き起こりまして、テレビ番組で初めてエリマキトカゲの姿を見た時は、それはもう衝撃的でした。
また、上京したばかりの頃。新宿で友人と待ち合わせていた際、待ち合わせ場所近くの青果店に目を向けると、そこには「ドリアン」と書かれた謎のフルーツが!これまた、「なんじゃ、こりゃ!?」とド肝を抜かれたものです。皆様にも、モノは違えど、こういった経験があるかと存じます。ここでは「異性の性器」を初めて見た時の印象について、アンケート結果を元にご紹介しますね。
初めて異性の性器を見たときの感想は?

- 自分のモノと形が違うから驚いた/35名
- 想定の範囲内だから驚かない/24名
- こわい!/21名
- 気持ち悪い…/28名
- かわいい/13名
- その他/17名
男性器(陰茎)はエイリアン!?
まずは女性陣の回答から。「小さなエイリアン!」、「エイリアンをアソコで育てているのかと思いました」など、男性器に対して地球外生命体のような印象を受けた女性も。「そんな大げさな……」と今でこそ思ってしまいますが、筆者も初めて男性器と対面したシーンでは、「ゾウさんじゃない……これはマンモスだ!」と、言葉を失ってしまいました。それが今では、すっかり愛おしく思えるようになったのですから、慣れって不思議なものです。
女性器はアワビ…?「想定内」「想像通り」
次に男性陣の回答。「見た目は本で学習済みだから特に何も」、「アワビっぽいなーと思ったけど既にビデオで学習済みだし、そこまで驚かなかった」など、想定内・想像通りであるという意見が目立ちました。ヌードグラビアやアダルトビデオのモザイク越しに、バッチリ予習しておくものなのですね。
男性はむしろ「見た後のこと」に対して意識が向かっているようです。「想定内だがどう攻めたらいいか」、「後の流れを頭の中でシュミレーションする方が大事」など、私たち女性をリードすることで頭がいっぱいなのです。ありがたいですね。
セックスから逃げ出したい感情も……
女性の場合、「見た後のこと」に対しての意識はどうなのでしょう?
「無理だと思った。逃げ出したかったけど、彼はノリノリだし…。雰囲気を壊したくなくて覚悟を決めました」、「逃げ出したかったのですが、嬉しそうな彼の顔を見るとそんなことは言えず……」など、セックスに対して後ずさりしてしまうような感情が目立ちました。無理もないでしょう、なんてったって「エイリアン」に見えたのですから。

逃げ出したい感情だけでなく、大好きな相手と結ばれたい感情も当然あったはず。そして、意外に大事なのが「勢い」です。「逃げ出したい……でも愛しい○○君とセックスしたい……」と頭の中だけで考えてもいても、オトナへの一歩は踏み出せません。だからこそ、男性のちょっと強引なリードが必要なのです。
これから初セックスを迎える皆さんは、男性器のフォルムにどれだけ驚いたとしても、「勢いも大事!」ということを頭の片隅にでも置いて頂ければ幸いです。すでに男性器と対面済みの皆さんは、初めて男性器を目にした時の新鮮な感情をフラッシュバックさせ、「たまには電気つけてやってみようよ!」と提案するのもアリでしょう。
彼をもっと感じさせたい!男性器の性感帯としくみを徹底解剖!
「亀頭」の場所と働き、愛し方
男性器の先端部を「亀頭(きとう)」と呼びます。文字通り、形状が「亀の頭」に似ていることから「亀頭」と名付けられたそうです。
ここは女性のクリトリスにあたる部分で男性器の中で最も感じやすい場所。他の部位よりも皮が薄く傷つきやすいため、手荒な愛撫は避けましょう。
勃起しているからといっていきなり舌を尖らせてべろべろとなめたり、歯を当てたりすると痛みを感じることもあります。キャンディーを味わうように舌全体でいやらしく舐め回したり、唇の柔らかさをいかして軽く吸うようにキスをしたりするのがおすすめです。
また、亀頭と陰茎の間にあるくびれた「カリ首」も男性が感じる性感帯です。ここは、ねっとりと段差に舌を這わせるようにすると気持ちいいと思ってもらえますよ。

「陰茎」の場所と働き、愛し方
陰茎(いんけい)は男性器の棒状の部分。別名「竿(さお)」という名称で親しまれています。普段はふにゃふにゃとしていますが、性的に興奮すると「海綿体」というスポンジ状の組織に血液が流れて、硬く膨張する仕組みになっています。
親指を上にして、その他の指を裏側にまわして握り、包皮を上下させて摩擦するのが一番感じやすいです。ローションを使うと滑りが良くなりさらに快感を得やすくなります。
フェラチオをするときは、ペニスを横からくわえてハーモニカを吹くように根本と亀頭の間を往復します。先端からペニス全体を口の中にすっぽりと含み、ゆっくり出し入れしても気持ちいいです。その際、ペニスの裏側の包皮のつなぎ目の部分を舌先でチロチロとなめると男性はさらに性感を高めることができます。

「陰嚢(玉)」の場所と働き、愛し方
陰茎の下にくっついている袋が「陰嚢(いんのう)」です。女性器では「大陰唇」に当たる部分。玉袋のなかには「精巣」が二つ入っています。
陰嚢をよく観察してみると、もにょもにょと動く様子を見ることができます。暑い日にはだらーんと伸びさがり、寒い日にはぎゅっと縮むことで、精子を効率よく生産する温度に保っているそうです。
陰嚢はいわゆる男性の「急所」と呼ばれる部分。亀頭と同様に強い刺激は避けましょう。手の平全体を使うようにしながらフェザータッチで円を描くようにこすります。
一番感じるのは「舌舐め」です。表面のシワを伸ばすように舌全体でやさしく舐めあげると、気持ちいいくすぐったさが下半身に走ります。精巣をひとつ口に含み、舌をつかってコロコロと転がしてもいいでしょう。

亀頭、陰茎、睾丸…。男性器はそのほとんどが体の外側に露出しているため、それぞれの場所と愛撫方法さえ覚えてしまえば、簡単に攻略することができます。正しい知識を詰め込んだあとは、実践あるのみ。
最近はセックスに受け身な男性も増えてきているので、女性からの積極的な行為は歓迎されるはずです。人によって感じる部位は異なるので、彼の反応をよく観察しながら今回ご紹介したテクニックを試してみてくださいね。
セックスは相互に快感を与えあうことができて、はじめて深いコミュニケーションが実現します。今まで彼に気持ちよくさせてもらうばかりだった女性は、「彼を愛撫する楽しみ」を見つけてみましょう。自分の思い通りに彼を感じさせることができると、今よりももっとセックスが楽しくなりますよ。

1977年3月17日生まれ。20代の頃に様々なナイトワークを経験、男女の性愛について身をもって学ぶ。 引退後はコラムニストに転身。
菊池美佳子さんブログ⇒https://mikakomikako.exblog.jp/