ライオンのオスの仕事とは?


「百獣の王」として知られるライオン。しかし狩りをするのは主にメスで、オスは一日中寝てばかりいます。
ではオスは何をしているのか?まず、オスの主な仕事は、縄張り争いと、はぐれオスを追い払うことです。ライオンは、オス1~2頭、メス10頭前後の「プライド」と呼ばれる群れで生活します。各プライドはかなり厳密な縄張りを持ち、境界でトラブルが生じた場合、プライドのリーダーであるオス同士が戦い、決着します。また、自分のプライドを持つことができなかったはぐれオスは、常にメスと交尾する機会をうかがっているので、彼らを追い払うのも、オスの大切な仕事です。
ライオンのオスの、もう1つの大切な役目「セックス」

そして、オスのもう1つの大事な仕事が、セックスです。ライオンの交尾に決まった季節はなく、メスが発情すればいつでも交尾するのですが、ライオンのセックスはまさに「性獣の王」にふさわしいものです。
一般的な傾向として、肉食動物は草食動物より長い時間をセックスに費やします。セックスの最中は、あらゆる動物にとって、最も無防備な瞬間なので、捕食される側である草食動物は、できるだけ短い時間でセックスを済ませようとします。たとえばキリンの平均交尾時間は、わずか五秒です。それに対し、捕食する側である肉食動物は、数時間をかけて交尾することも少なくありませんが、「性獣の王」ライオンは別格です。
ライオンは一度発情すると、1週間ほど「性行為期間」が続きます。そのあいだ、カップルはほとんど食事もとらず、ひたすら交尾を続けるのです。1日に最大300回、1週間で約1000回の交尾をおこないます。それを可能にしているのが、オスのペニスの中の骨で、これによって勃起を維持するのです。捕食される心配がなく、安心して交尾のできるライオンならではの生態ですが、まれにはぐれオスなどにより、交尾を邪魔されることがあります。その場合は交尾を中断して、はぐれオスと戦うことになりますが、観察によると、はぐれオスを追い払った後は、また交尾に戻るようです。
「相手のタイミング」に合わせる、ライオンのオス

もちろん人間にはここまでの精力はありませんが、日本のカップルの性交回数は、世界的に見ても極端に少ない傾向にあります。第1位のフランスが年に137回なのに対して、日本はわずか46回。1週間ぶっ続けどころか、週に1度すら割り込んでいます(2004年Durex社調べ)。
もしかしたらこれは、「上手にタイミングを合わせる」ことができていないのかもしれません。妻が「今夜、したい」と思っていても夫がそれに合わせられなかったり、その逆だったり…。そんなときは、自分の中でエッチのやる気スイッチを作るのはどうでしょうか。雰囲気を工夫し、アイテムを使って自分の気持ちを切り替えるのです。
~たとえばこんなふうに!エッチなスイッチをON~
- 相手のOKサインを感じたら、エッチな下着に着替えてみる
- 「シャイニングラブエステ」で甘い香りに包まれながら、自分の気持ちいい部分を優しくなでてみる
- 「ラブコスメ リュイール ホット」でマッサージして、じんわりと待ちわびる感覚を…♪
いかがですか?ライオンのオスのように「相手がOKなタイミングで、自分もいつでもOK」でいられれば、2人の気持ちが重なり合って、思い切り盛り上がるラブタイムを過ごすことができそうです。
1970年生まれ。1996年より、漫画原作者として活動。2009年、日刊誌連載「日本性史」にて、アダルトライターとして活動開始。
スマートフォンアプリ「セックスの日本史」、女性向けWEBサイト連載「蔦葛物語」「オンナとオトコの日本史/世界史」などの著作がある。