
セックスは男性が攻めるもの、女性が受けるもの。そう思っていませんか?ラブリサーチでは341名(男性36名を含む)に対し、『セックスのとき、主導権はどっち?』とアンケート調査を実施したところ、85%の方が『男性』と答える結果となり、年代別に見ると、20代の男女の半数以上が「セックスは男性が攻めるもの!」との考えている傾向にあることがわかりました。
ところが30代の回答者によると、主導権を握る割合が男性で22.8%、女性で32.7%となり、20代から30代にかけて女性主導のセックスへと変わっていくようです。
「そんなこと言ったって、責め方がわからない…」という方!やってみないとわかりませんよ!頭で考えてもカラダを動かさなければ、せっかくのテクニックも机上の空論です。そこで今回はキスから挿入まで、女性主導のセックスについて考えていきたいと思います。
Q.セックスのとき、主導権はどっち?
回答時期:2013.03.04〜2013.03.10 | 349名が回答
Sに目覚めたきっかけ1.「パートナーにイジワルをしたい」
- 今までどちらかというとMだったんですが、年下の子と親しくなった時に『可愛い!もっと意地悪したい!』ってなりました
- そのときの彼氏の影響が大きいかもしれません。私は、もともとフェラはあまり好きではないのですが、舐めていて相手が気持ちよさそうに声をあげたり、逃げたりするといじめたくなります
- たまたま、年下の男の子とエッチする機会があって、その男の子はマグロだったから。あちこち触ったら、男の子がMだと分かって、気持ち良さげな表情と姿に、ちょっとスイッチが入って、もっと虐めて、喘ぐその姿にテンション上がって変わりました
年下男性とのお付き合いをきっかけに「イジワルをしてみたい…!」というS心に火がつく女性は多いようです。快感にブレーキをかけようとする感覚って、私たち女性にもありますが、男性にもそういった反応が見られたとき、「逃がしてたまるか!」という本能が触発されるのでしょう。イジワルといっても、陰湿なイジワルではなく、愛あるからこそのイジワルというニュアンスです。
Sに目覚めたきっかけ2.「パートナーを気持ち良くさせたい」
- 受け身が大半で、快感を与えられてばかりの自分を変えたかった
- されっぱなしが嫌なのと、自分から攻めてみたら、それが興奮材料になっていることに気づき…変わっていました
相手云々ではなく、自発的に変わりたい…まさにSらしいきっかけですね。自分を変えたい気持ちって、成長の証しです。それがたまたま、セクシャリティ面に表われたということなのでしょう。
あなたがS女性に憧れる「理由」、なんとなく見えてきましたか?実践に関しては、カタチから入るのも大いにアリと思っています。ボンデージにピンヒールの女王様ルックス…とまでいかなくとも、たとえば普段はパステルカラーやレース・フリルの下着を、黒や紫に変えるだけでも、だいぶ気分は変わりますよ。楽しみつつ、お試しくださいね。
流れ1:セックスは、キスに始まりキスに終わる

キスなくしてセックスは始められませんし終われません。彼のアソコが起き出してくるまで、キスにたっぷり時間をかけましょう。オススメは彼の頭を胸に抱いたあとのキス。男性だってたまには誰かに頭をヨシヨシされたいのです。
「今日はゆっくり休んでいいんだよ」という気持ちをバストの柔らかさとキスで伝え、彼の心をほぐしてあげましょう。
あなたが主導を握る前に「動いてはダメ。今日は私がするんだから」と伝えることで、あながち悪くないなと彼も受け入れてくれますよ。
流れ2:愛撫は相手の期待を裏切り、応えること
相反することを言っているようですが、理解すればいたって簡単です。
みなさんそれぞれに気持ちよくなれるポイント、タッチングがありますね。愛撫する側はついついソコを集中的に狙って快感を与えたくなりますが、真のポイントは『灯台下暗し』。すぐ隣にあるんです。相手が一番触って欲しいであろうポイントのすぐ横を愛撫しましょう。
「そこも気持ちいいけど、もっと右…!」くすぐったいようなもどかしいような快感が彼のカラダを支配します。そうです、これは『ジラし』です。太陽は月があるから輝く。光は影があるから光になる。愛撫もジラしがあるから気持ちいいものになるのです。
ジラしてジラして彼の期待を裏切り、そして期待に応えて真のポイントをタッチする。これが女性主導のセックスの質を高めてくれます。
流れ3:愛撫は滝の如く

女性主導のセックスがわからない人は、キスを滝の落ち口として、段瀑(だんばく)の如く2段4段、分岐瀑の如く右へ左へ。落ちながら分かれつつ、滝壺である彼のアソコへ向かいましょう。
大きな段になるポイントは首筋、肩、脇、乳首、腰、お尻、そけい部です。流れる水となる愛撫は唇と舌を使ったキス、手と指を使ったタッチを中心に。彼の鼻息がだんだん荒くなってきたり、カラダがピクンと反応したり、声を出してしまったり。徐々に彼のボルテージも上がってきますよ。
彼の手がアソコへ誘導し始めたら、期待に応えるべく滝壺に落ちていきましょう。でもすぐに期待に応えてしまってはいけません。アソコの周りのキス&タッチでジラします。これは流れ2でお伝えしましたね。
流れ4:挿入は疲れないものを!

女性主導のセックスがわからない人にとって最も問題となるのは、挿入した後の腰の動かし方だと思います。勉強のため、セックス動画を見る人もいるのではないでしょうか。それでもどう動いていいのかわからない人は、まずは自分が疲れない動かし方を探りましょう。
特に疲れてしまうのは、スクワットのような上下運動。慣れるまでは騎乗位などでのこの動かし方は控えた方が無難です。
オススメは、カラダをまっすぐにしたまま、彼のアソコの角度に沿わせた動かし方。勃起の角度と同じ方向に動かすので、腰を前に突き出すようなイメージで動かします。これも内腿の筋肉を使うので、途中でプルプルしてくるかもしれません。
続いてのオススメは、前屈みになって彼に覆いかぶさったままでの動かし方。腰を引くイメージで動かしましょう。彼のアソコは勃起の角度とは反対に向きますが、その分カリや膣口への引っ掛かりが強くなるので、お互いに感度がアップしますよ。この二つを組み合わせて、疲れない動かし方を探ってくださいね。
セクシー女優さんのような高速運動は、動かし方に慣れてから考えればいいので今のところ必要ありません。長距離選手になったつもりで、なるべく疲れず、長く動かせるような挿入を目指しましょう。
願わくば彼がイクまで女性主導のまま攻めたいところですが、彼もウズウズしているはず。彼が攻守交代を申し出たら、遠慮なく変わってしまいましょう。
男性が喜ぶ女性主導型体位とは
1.椅子に浅く腰掛け、背筋を伸ばし、骨盤を前傾させる
骨盤を緩め、またゆっくりと前傾させる。これを10セット。 しっかりと胸を張り、姿勢を正した状態で行うことがポイント!
腰回りのエクササイズをしたら、しっかりと丸めて伸ばしましょう。
2.椅子に浅く腰掛け、身体を前に倒し、腰を丸める
必ず、「鍛えたら伸ばす」をセットで行いましょう。
腰回りを鍛えたら、身体の全面と背面のバランスを整えるために、腹筋周りのエクササイズも少し入れると、腰痛防止にも効果的。
騎乗位で彼を満足させられないという方は、是非この椅子を使った体位を試してみてくださいね。
きっと「良さ」を実感してもらえるはずです!
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まとめ
こんなにやることがいっぱいあったら覚えられないし、無理!と思う人もいるでしょう。いっぺんに覚える必要はまったくありません。今日はこれをやってみよう、できたら次これを足していこう。ひとつひとつクリアしていけばいいのです。焦らずに、彼の快感をあなたの楽しみに変えて、取り組んでくださいね。

男女コミュニケーション専門家。講演家。ラジオパーソナリティ。90年代を代表する元AV女優。AV女優のセカンドキャリアを構築するパイオニアとして活動中。ラジオ「小室友里の夜サプリ☆」(FMやまと・FMぎのわん)では「ラブリサーチ」のアンケートを基に、女性心理をわかりやすく伝えている。
公式サイト:https://www.komuro-yuri.com/
Twitter:https://twitter.com/yuriwan0728