大人の女性のセクシャルアロマ入門

世界の香りの歴史に潜むロマン

公開日: 2020/11/11  最終更新日: 2025/07/10
世界の香りの歴史に潜むロマン
     

    古代…クレオパトラの美しさの秘密

    バラの香りって素敵な気分に…

    皆さん、こんにちは。アロマイメージスタイリストのいのうえ真弓です。

    今回皆様にお伝えしたいことは、世界の歴史の中に興味深い香りのお話があるということです。古代、中世、近代のお話をご紹介いたしましょう。

    まずは、絶世の美女と言われたクレオパトラです。クレオパトラと言ったらバラと強い関係があることは有名ですね。

    そうです、バラの花をこよなく愛し、バラの花びらを敷き詰めたベッドで眠ったり、当時、金よりも高価なバラの香水を使ったり、バラ精油をお風呂に入れて贅沢なバスタイムを楽しんでいたそうです。当時もバラ精油が高価なものだったそうですが、現代もローズエッセンシャルオイルは大変に高価なものだということはご存知でしょうか。1kgのローズエッセンシャルオイルを摂るのにバラの花びらを4~5トンも必要とされるのです。どれだけ高価なものかがわかりますね。

    ローズエッセンシャルオイルの香りは、心を明るくさせ、嫉妬、恨み、妬みなどの嫌な気持ちを一掃するように働きかけるようです。そして嬉しいのが、女性がその女性性というものを認め、より女性らしく美しく柔らかく生きる心を持たせるそうですね。素敵です。ぜひ利用してみましょう。まるで現代のクレオパトラのように、高貴な気分を味わうことができるかもしれませんね。

    中世…マダムニノンの美肌作りのお風呂

    肌の美しさの秘密は…?

    17世紀のパリで暮らすニノン・ド・ランクロという貴族の女性ですが、彼女は秘密のお風呂のせいなのか、80歳を過ぎているにもかかわらず20代の艶やかな印象を保っていたということです。

    この当時はまだ現代のエッセンシャルオイルがなかったので、その原料であるハーブをふんだんにお風呂のお湯に入れていたという言い伝えがあります。そのハーブとは…ラベンダー、ローズマリー、ミント、タイム、コンフリーの根。フレッシュハーブでもいいのですが、一層香りを楽しむためには乾燥したハーブをお使いになるといいでしょう。

    マダムニノンのニックネームは「夜の貴婦人」。彼女についてもう少し深く調べてみますと、貴族の生まれながら孤児となり30代までは娼婦であったそう。類まれな知恵と美貌を持つ彼女はその後パリで政治家や文豪を相手とした高級サロンの女主人となりました。地位や名誉を持つ男性の誰もが彼女に夢中になり、仕事のアドバイスをもらいに行ったそうです。

    マダムニノンの名言として「美しい乳房とは、誠実な殿方の手の中にある乳房である」というものがあります。その言葉通り、彼女の怪しげな艶かしい肌の美しさは、それだけ当時の男性を釘付けにしたのでしょう。

    マダムニノンハーブバスエキスを手作りしましょう
    • 1.小鍋に500mlのミネラルウォーターを入れます。
    • 2.乾燥ハーブ(ラベンダー、ローズマリー、ミント、タイム、コンフリーの根)を各ひとつまみを小鍋に入れて火をつけます乾燥ハーブがすべて水に浸かるようにします。
    • 3.弱火から沸騰するまで蓋をしないで煮ます。沸騰をして数分後に火を止め蓋をします。
    • 4.熱がすべてとれて常温になったらガラス瓶に入れて冷蔵庫で保存します。
    • 5.バスタイムにお好みで30mlぐらいを入れてぬるめのお風呂にゆっくりとお入りください 。

    近代…モーリー夫人の愛

    香りって不思議な力を持っているのね

    フランスの生化学者であったマルグリット・モーリー夫人は、私たちアロマテラピーを学ぶものにとっては近代アロマテラピーを広めた有名な一人であることが知られています。看護師であった彼女は外科医の夫とともに、鍼灸などの代替療法を学び、香りを使ったマッサージ(アロマトリートメント)で心身のバランスを整えたり、美容にも取り入れ、初めてホリスティックアロマテラピーを世の中に紹介した女性です。

    一般には耳慣れないホリスティックアロマテラピーですが、私たちの性格や環境など取り巻くすべてを考慮して、その人個人に必要なエッセンシャルオイルを選んで背中を中心にアロマトリートメントマッサージをするという考え方です。

    彼女は1961年に「Le Capital Jeunesse(ル・キャピタルジュネス)」を出版しました。「Le Capital Jeunesse」…「大切なもの…若さ」という意味です。「もうそんな若くないわ…残念」などと早まらないでくださいね。この著書が意味するところは、美しくありたいと思い努力する心が大切であり、それが若々しさを保つ秘訣だということです。アロマトリートメントマッサージで芳しい香りのオイルを自分の皮膚に塗るときの心地よさは心を安定させ、自分の肌を愛おしく思う気持ちがまるで少女のような若々しさを心に芽生えさせるのです。

    モーリー夫人はエッセンシャルオイルを利用した香りのマッサージとともに、メイクをすることで気持ちの若さを維持することも提唱していました。モーリー夫人のような先輩女性が過去にいたことはとても幸せなことです。「大切なもの…若さ」、いくつになってもアロマを楽しみ、トキメクような恋をして、潤いのある心身を保ちましょうね。

    いかがでしょうか?今回は世界の歴史に残る香りにかかわる人物を3名ご紹介しました。いずれも香り高い素晴らしい女性だったと思います。それ以外にも香りの魔術を上手に使って生きた女性や、香りの世界を学術的に広めた女性など、長い歴史の中にはさまざまな人生模様を伺い知ることができます。また機会がありましたらお伝えいたしますね。

    いのうえ真弓

    アロマイメージスタイリスト、芳香心理士、マナー講師。 出身地は神奈川県大和市 現在は埼玉県熊谷市在住。

    「学びは癒し」をモットーにアロマスクール運営により多くの人々にアロマテラピー、メディカルハーブ、マナー&コミュニケーションをお伝えしています。

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