

『押し車(おしぐるま)』は48手の中で一番アクロバティックで難易度の高い体位です。押し車は快感ではなく、遊び心を楽しむもの。
赤ちゃんが両手で持って押すと音が鳴る玩具だったり、高齢者の方が荷物を入れて押して歩く車輪付きの椅子も押し車と呼びます。建築現場にあるような土や石を乗せて運ぶ道具は一輪車と呼ばれますが、遊具の一輪車と区別して押し車とも呼ぶことがあります。
いずれにしても「両手で持って車輪が回ることで物を運ぶもの」の総称として押し車と呼びます。
『押し車(おしぐるま)』とは?
48手の押し車もまさに、女性の両足を持って男性が練り歩く体位。男女ともにかなりの筋力と体力が必要で、快感どころではないのかも。
姿勢は『抱き上げ(だきあげ)』と同じですが、「抱き上げ」と違うところは、男性がペニスを挿入した状態で手押し車のように女性を押して歩いて移動するところ。
挿入しながら男女が移動するのでピストンはしません。押し車は男女が繋がったまま、移動するときに使う体位。快感を求めるために行うものではありません。
例えばイスで行う体位に『手懸け(てがけ)』、『抱き地蔵(だきじぞう)』。こたつで行う体位では『こたつがかり』、『こたつ隠れ(こたつがくれ)』。他にもベッド以外で行う体位に『うしろやぐら』、『仏壇返し(ぶつだんがえし)』、『立ち松葉(たちまつば)』、『立ち鼎(たちかなえ』があります。


ベッド以外の場所でラブタイムを楽しんだら、押し車でベッドまで移動します。
二人はどこにいても繋がったまま。欲張りなほど愛情に溢れた男女にとって、負担が大きい押し車は小さな試練。押し車でたどり着く先に待っているのは、ふかふかのベッドで繰り広げられる濃厚で情熱的なラブタイムです。
「いつでも繋がっていたい…」「肌と肌を常に重ね合わせていたい…」そんな男女の強い想いが、押し車という体位を生み出したのかもしれません。
押し車のやり方
押し車はまず「抱き上げ」の姿勢になることから始まります。
男性は、四つん這いになった女性の両足を持ち上げます。女性は両手を伸ばして上半身を支え、腕立て伏せのような姿勢になります。「抱き上げ」では男性はヒザ立ちでしたが、押し車では男性は立ち上げります。
この姿勢を維持するだけでも大変ですが、押し車はここから男性が女性を押して歩き出します。女性は両手を足のように動かして移動します。
男性は女性の体重を支えつつ、ペニスを挿入したまま、さらに歩くと姿勢がブレてしまいがちですが、そうならないように体勢をキープします。女性は腕力のみで男性の押すスピードに合わせて左右交互に手をついて進むための筋力と体幹が求められます。

やってみるとわかりますが、本当に大変な体位です。なにしろアスリートが筋力と体幹トレーニングで取り入れているほど。
当然ですが室内で行う体位ですので、長い距離を移動することはないでしょう。かといって、部屋の中をぐるぐる歩き回ることはおすすめできません。
ほとんど快感がないので、男性は勃起がおさまってしまいますし、女性はヘトヘトになってラブタイムの続きどころではなくなります。
押し車の準備

押し車をするには男女ともに体力と筋力が必要です。日頃から運動や筋力トレーニングをしているカップルならできると思いますが、運動が苦手だったり体力がないパートナーには厳しいかも。
体重管理にも注意。ふくよかな体型では押し車の姿勢になることすら無理でしょう。
押し車はアスリートのトレーニングにも取り入れられているほどの姿勢ですので、男女ともに健康的であることが最低限の準備と言えるでしょう。
押し車で挿入

押し車の姿勢になってからでは挿入はとても困難。
まず『鵯越え(ひよどりこえ)』の姿勢で挿入しましょう。挿入ができたら、「抱き上げ」の姿勢になって、男性がヒザ立ちから両足立ちになればペニスを挿入した状態での押し車の姿勢になります。
押し車でピストン

押し車には深い挿入もピストン運動も期待できません。女性を押して歩きながら、ペニスが抜けないように注意しましょう。
慣れれば男性の進み具合と女性の進み具合の差を利用してピストンができますが、快感による満足感はほとんどありません。
短距離の移動であってもペニスを挿入したままでいたい男女の願いを叶える方法が押し車。無理にピストンをせず、ゆっくり歩いて目的の場所まで移動しましょう。ゴールの先で待つリラックスしたラブタイムは二人にとって最高のご褒美です。
押し車のアレンジ

男女どちらかの体力や筋力がなくて押し車ができない…だけど常につながっていたい!ペニスを挿入したままパートナーと一緒にベッドまで行きたい!そんな愛の糸が絡まって離れられなくなってしまったカップルには、キャスター付きの椅子を使ってみては?
例えばデスクチェアーはおすすめ。高さも変えられて、キャスターがついているので移動にはもってこいです。
やり方はとても簡単!女性がイスの座面にお腹を乗せて、両手を前に着きます。男性は女性の背後から挿入して歩き出せば、挿入したまま移動できます。女性の指がキャスターに巻き込まれないように注意しましょう。
他にも押し車の体位ではありませんが「仏壇返し」の姿勢で男女が歩き出すこともできます。どちらかというと、仏壇返しの姿勢のまま歩いた方が負担が軽いかもしれません。
押し車での愛撫

押し車での愛撫は不可能です。お互いの体の向きが違う上に、上半身も離れてしまっています。男女ともに両手がふさがっているし、何よりも大変すぎて愛撫どころではありません。
押し車では快感を求める時間ではなく、二人が繋がったまま移動する時間だと割り切ってしまいましょう。
押し車の注意点

押し車の注意点は無理をしないことの一言に尽きます。
男性は手が滑って女性の足を離してしまうと、女性のヒザが床に打ち付けられてしまい強打します。
男性は歩くスピードにも注意。男性は足で歩きますが、女性は手で歩きます。歩くスピードが速すぎると、女性の手が追いつかなくなり、女性は顔を床に打ち付けてしまいます。男性は女性のペースに合わせて進みましょう。
男女どちらも姿勢の維持が難しくなる前に、声をあげて中断しましょう。ゴールした時にも余力を残しておかないと、そのあとのラブタイムを十分に楽しむことができなくなってしまいます。
お互いの筋力と体力と相談しながら押し車を実践しましょう。
女性から見た押し車

男女ともに負担が大きい押し車ですが、どちらかというと男性よりも女性の方が負担が大きいです。自分の体重を両手で支えるだけでなく、そこから歩き出さなければなりません。しかも上半身の姿勢が崩れてしまうと男性が支えられなくなってしまうので、上半身の姿勢が崩れないための体幹も必要になります。
大変なだけで快感もないし、体位としての魅力が見当たらないと感じる女性は多いかもしれません。
ですが男性に常にくっついていたいと願う女性は多くいるはず。それでも「大変な思いをしてまで挿入にはこだわらない」と思うかもしれません。
そこで見方を変えて、男性のスイッチを入れるきっかけに押し車を利用してみましょう。「ベッドで続きしたいけど、抜いて欲しくない…」「繋がったまま、あそこまで行きたいな…」言い方はいろいろですが、男性にペニスを入れたまま、常につながっていたい想いをアピールしてみましょう。
男性は自分に向けられたピュアで強い想いと、ラブタイムに積極的な女性の姿勢に心の奥底から嬉しさがこみ上げてくるはず。その気持ちは、たどり着いたベッドの上で燃え上がり、押し車の苦労が何倍もの快感になって帰ってくるでしょう。
押し車のまとめ


押し車は「抱き上げ」の姿勢から立ち上がった男性が女性を押して歩き出すというもの。男女ともに姿勢の維持でとても大変。ピストンもできないし、セックスの体位として快感を求めるのも、愛撫も諦めましょう。
では何のために押し車のをするのでしょう。それは二人が繋がったまま、イスやこたつからベッドに移動するため。片時も離れられない強い気持ちを叶えてくれる移動手段、それが押し車です。
男女ともに筋力と体力と体幹が求められるので、押し車ができるカップルは限られます。普段からのトレーニングは欠かせません。パワフルで健康的な男女なら積極的にチャレンジしてみても良いかもしれません。
押し車はどちらかというと男性よりも女性の負担が大きめ。女性にとっては割に合わない体位と思われがちですが、女性から押し車をおねだりしてみましょう。すると思わぬ副次効果が。
常につながっていたい強い想いを男性にアピールすることで、男性はその願いを叶えてくれるだけでなく、目的地のベッドにたどり着いたら、男性は女性のために励んでくれるはず。場所を変えて、ベッドで繰り広げられるラブタイムが何倍も官能的で情熱的で濃厚なものになるに違いありません。
押し車はそんな二人の愛を試す試練という見方もできるでしょう。男女ともに負担が大きい体位だからこそ、その先で得るものは大きいかもしれません。
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四十八手(48手)のまとめ
いかがでしたか?知っているエッチの体位や、既に「これ、挑戦したことある!」という体位もあるかもしれません。
これだけ体位の種類があると、どの体位を試して良いか迷ってしまいますよね。でも、2人でいろいろ試しながら、楽な姿勢で感じる体位を探してみましょう!
いつでも、新鮮なセックスを過ごしたい!夫婦生活をもっと気持ちいい体位で楽しみたい!という方は、是非48手全てをコンプリートしてみてください。
また、複数の体位を組み合わせてオリジナル体位も作ってみましょう。きっと、マンネリの解消にも役立ちます。ただし、中には少し危険な性交体位もありますので、パートナーとしっかり話し合ってからチャレンジしてみてくださいね!
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