

『抱き上げ(だきあげ)』はアクロバティックな後背位の体位。女性の胴体が空中にある状態で挿入する体位なのでベッドシーツなどの摩擦から解放されて挿入感に集中できます。とても難易度の高い体位ならではのメリットがつまった体位です。
男性らしいパワフルさを表現しつつ、女性はまるで野生的で攻撃的なピストンを楽しめます。「抱き上げ」は男女ともにかなりの負担がかかりセックスの上級者向け。
『抱き上げ(だきあげ)』とは?


抱き上げは腕立て伏せの姿勢になった女性の両脚を、ヒザ立ちの男性が抱え上げて挿入するアクロバティックでダイナミックでスポーティーな体位です。
男性は女性の脚を持ち上げつつ、ピストンに合わせて揺れる女性の体を支えるだけの腕力が。女性は上半身の体重を支えつつ、ピストンの揺れに対してバランスをとる筋肉と体幹が必要になります。男女ともに筋力、体力、精力の三位一体が「抱き上げ」を成功させるポイントになります。
女性の体は手と男性の腕によって支えられ、胴体は宙に浮いた状態になります。そのため互いの性器の感触に集中しやすく、男性のピストンによっては深くまでペニスを挿入することも可能です。
男性にとっては「抱き上げ」のようなアクロバティックな体位であればあるほど、難しい体位を実践している自尊心や達成感を満たすことができるでしょう。
体力の消耗が激しい体位なだけに、長時間続けることはできませんが、短時間でも「抱き上げ」を実践すれば、まるでセックスのプロフェッショナルであるAV男優になったかのような高揚感が得られます。
また女性の体の自由を完全に手中におさめながらのピストン運動は、支配欲や独占欲が満たされます。
ラブタイムのマンネリ解消に抱き上げは効果的。難しい体位にチャレンジしたいと思う好奇心と探究心が旺盛なカップルにおすすめです。
抱き上げの体位ができるカップルなら「駅弁」も刺激的なプレイになっておすすめです。 普通のセックスでは満足できない!という方はぜひこちらも参考にしてみてください。
駅弁の体位のやり方についてはこちら
抱き上げのやり方

まず女性が四つん這いの姿勢になります。男性は女性の背後から、女性の太ももを両手で持ち上げ、胴体が空中に浮くよう体を支えます。このとき男性はヒザ立ちの状態になり、腕は女性の太ももの外側から抱えるように持つのがポイント。女性のヒザの上あたりを抱えると女性をバランス良く支えられるようになります。
女性は両手をついて上半身の体重を支えながら、男性に抱えられた両足のヒザを軽く曲げます。この状態で男性は、腕で女性の両脚を広げてペニスを挿入すると「抱き上げ」の姿勢になります。
男女ともに大きな負担がかかるため、男性はピストンをするのも一苦労。女性も姿勢を維持するだけでも大変。ピストンによって体が前後に揺さぶられても、バランスを維持するだけの強靭な体幹が必要になります。
48手には「抱き上げ」とほとんど同じ体勢で行う『押し車(おしぐるま)』がありますが、押し車は男性がヒザ立ちではなく、直立した状態で文字通り女性を押しながら歩きます。
建設現場で使用される一輪車(ガーデンカートとも)を押しているような格好に。歩きながらセックスをするため、48手に限らず性交体位で最高難易度の体位です。
「抱き上げ」は「押し車」の次に高難度の体位。セックスの上級者になるための登竜門と言える体位かもしれません。
抱き上げの準備

「抱き上げ」の姿勢になるためには、男女ともにかなりの腕力が必要。男性は片手で10kgの米袋を抱えて5分以上は耐えるくらいの腕力が最低限必要です。女性は腕立て伏せを連続10回はできるくらいの腕力と体幹がないと「抱き上げ」の姿勢を維持することができないでしょう。
そこからピストン運動が加わり、女性はバランスを取り、男性は女性を支えるとなると、男女にかかる負荷はセックスと言うよりもエクササイズと言った方が適切かもしれません。
男女ともに日頃から筋力を鍛え、体力をつけておく必要があります。
抱き上げで挿入

「抱き上げ」の姿勢になってから挿入することは困難を極めます。男女ともに両手がふさがっていて、ペニスを膣口にあてがうことができません。
「抱き上げ」に近い体位からペニスを挿入したまま「抱き上げ」の姿勢に移行するのが現実的。
「抱き上げ」に近い体位とは5つ。
- 『鵯越え(ひよどりごえ)』
- 『乱れ牡丹(みだれぼたん)』
- 『本駒駆け(ほんこまがけ)』
- 『しぼり芙蓉(しぼりふよう)』
- 『燕返し(つばめがえし)』
後背位や背面座位と「抱き上げ」は相性が良く、ペニスを挿入したまま体位を変えることができます。「燕返し」は『松葉崩し(まつばくずし)』の後背位版で、女性の片脚を男性の股から引き抜いて、男性が女性の両脚を持ち上げれば「抱き上げ」の姿勢になれます。
それでも体位を変えるときに、気をつけないとペニスが抜けてしまいます。
抱き上げでピストン

男女が力を合わせて「抱き上げ」の姿勢になったら、いよいよピストン。男性はよほど腕力に自信がない限り、激しいピストンは難しいでしょう。
上手にピストンするコツは、両手で抱えた女性の脚をしっかり支えて位置を固定し、女性の秘部に向かって腰を叩きつけます。
両腕を引き寄せるようにしてピストンしてしまうと、女性の体が前後に揺さぶられ、女性への負担がさらに大きくなり、女性は姿勢を維持できなくなるでしょう。
女性は両手で上半身を支えるのが難しければ両ヒジをつくと負担が軽くなります。
抱き上げのアレンジ

「抱き上げ」は完全に男性主導の体位ですが、わずかながら女性が男性のピストンや挿入をアシストする方法があります。
それは両ヒザを強く曲げるように力を込めると、かかとで男性のお尻をグイッと押し込む形になり、男性の腰を自分の秘部に押し付ける動きをサポートできます。
ですが姿勢の維持だけで精一杯な女性が、器用に両ヒザをピストン運動に合わせて曲げる、緩めるの動作をするのは相当な慣れと筋力が必要です。
ここまでできれば自他共に認める床上手な女性と言えるでしょう。
抱き上げでの愛撫

抱き上げの姿勢で愛撫は不可能です。男女の体も離れていて、両手がふさがっているので愛撫は諦めましょう。
まずは姿勢の維持とピストンで感じる快感に集中することが大切です。
抱き上げの注意点

「抱き上げ」はアクロバティックな体位なだけにバランスを崩しやすいことも忘れずに。足場が不安定なソファの上では姿勢を維持することがより難しく、バランスを崩した時にソファーから転落して危険です。
床の上で「抱き上げ」をするのもやめましょう。女性が腕で自重を支えきれなくなると、顔面を床に打ち付けてしまいます。
少し厚めの敷布団か、硬めのマットレスを使用したベッドの真ん中で「抱き上げ」をしましょう。
女性も男性もバテてしまっては、そのあとのセックスが苦痛になってしまうことも。特に男性は体力がなくなると勃起がおさまってきます。
「抱き上げ」はあくまで刺激的なセックスのアクセント。長時間続けることはおすすめできません。
女性から見た抱き上げ

男性に下半身を持ち上げられ、「抱き上げ」の姿勢を維持することで精一杯なのに、追い討ちをかけるような男性のピストンは、まさに女性が男性に蹂躙されるかのよう。
野生的で粗暴で荒々しい「抱き上げ」の姿勢は、男性に体を征服されるマゾヒズムを呼び覚まします。
息切れするほどに体力を消耗する「抱き上げ」ですが、その疲れは「抱き上げ」によるものなのか、激しい快感で漏れ出てしまう吐息なのか、自分でもわからなくなるほど。その疲れこそが激しいセックスをしているという実感の正体でもあります。
アクロバティックな体位の何が良いのかわからないと感じる方もいるでしょう。単に快感を楽しむなら、普通の後背位で十分なはず。普通の後背位では得られない様々な感情を実感できることが「抱き上げ」をする理由です。
その様々な感情とは、難易度が高い体位を男性とともに行うことで、一体感や達成感、充実した運動の後に訪れる心地よい倦怠感と共に、息も絶え絶えになるほど激しいセックスをしている自分に酔いしれる自己満足感。
難しい体位にあえてチャレンジする好奇心、探究心とセックスのテクニックを追求する向上心をパートナーと共に分かち合うには、「抱き上げ」のようなアクロバティックな体位である必要があるんです。
抱き上げのまとめ


「抱き上げ」は後背位の一種で、腕立て伏せの姿勢になった女性の両脚を男性が持ち上げて、そのまま挿入すると「抱き上げ」の姿勢になります。
48手の中でもかなりアクロバティックでダイナミックな体位なので、男女ともに大きな負担がかかります。男性は女性の下半身を持ち上げて、支えるだけの腕力とピストンをするための体力が。女性は上半身の体重を支え、姿勢を維持するための体幹が求められます。
「抱き上げ」の姿勢の維持、挿入、ピストンのすべてが難しく、まさにセックスの玄人向けの体位です。後背位や対面座位の姿勢からペニスを挿入したまま「抱き上げ」の姿勢に移るのが現実的。
男性のピストンや女性の足の開き具合によっては深い挿入感があり、女性の胴体が空中に浮いた状態なので、お互いの性器への快感に集中できます。
男女ともに体力の消耗が激しいので、「抱き上げ」はあくまでセックスのアクセントとして短時間のみ楽しみましょう。アクセントであるはずの「抱き上げ」で体力が尽きてしまい、セックスが続けられなくなっては本末転倒です。
「抱き上げ」は難易度の高い体位ですが、「抱き上げ」でセックスを楽めれば好奇心、探究心、向上心が満たされ、一体感、達成感、心地よい倦怠感、自己満足感、そして快感の先に深い充実感を味わえるはず。
スポーツで目標を達成した時の幸福感に似た感情を覚えるかもしれません。そういう意味では「抱き上げ」はスポーティーな体位と形容できるでしょう。
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四十八手(48手)のまとめ
いかがでしたか?知っているエッチの体位や、既に「これ、挑戦したことある!」という体位もあるかもしれません。
これだけ体位の種類があると、どの体位を試して良いか迷ってしまいますよね。でも、2人でいろいろ試しながら、楽な姿勢で感じる体位を探してみましょう!
いつでも、新鮮なセックスを過ごしたい!夫婦生活をもっと気持ちいい体位で楽しみたい!という方は、是非48手全てをコンプリートしてみてください。
また、複数の体位を組み合わせてオリジナル体位も作ってみましょう。きっと、マンネリの解消にも役立ちます。ただし、中には少し危険な性交体位もありますので、パートナーとしっかり話し合ってからチャレンジしてみてくださいね!
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