

『手懸け(てがけ)』はイスやソファーの上で行う背面座位。手懸けの本来の意味はイスについているレッグレストのこと。他にも「手をかけて愛するもの」と言う意味もあります。
イスに座った男性は女性から見て、座り心地が最高のイスそのもの。男性から見れば、自分に座った女性は手をかけて愛すべき存在。
セックスの姿勢と想いを、手懸けの一言で見事に表現した江戸時代のネーミングセンスには脱帽ですね。
『手懸け(てがけ)』とは?


手懸けは女性の体が男性に密着し、男性にたっぷり愛撫してもらえる体位。そしてピストンの主導権は女性に。手懸けの姿勢で男性に腰掛ければ、どんなイスよりも最高の座り心地に。
男性もイスに座ってリラックス。女性の背後から手を伸ばし、女性の柔らかい肌とピストンを楽しみましょう。
手懸けのやり方
男性がイスに座って、女性が男性に背を向けてまたがって挿入すれば手懸けの姿勢になります。
手懸けには2通りの姿勢があって、それぞれ特色があります。

1つ目は男性が足を開き、女性が足を閉じて挿入する形。男性は足を開くことで挿入しやすく、女性は足を閉じているので膣の締まりが良くなります。女性はお尻を男性に落とすイメージでピストンします。女性が前傾姿勢になればピストンがしやすくなります。
2つ目は男性が足を閉じ、女性が足を開いてM字開脚になる形。こちらも女性が足を広げることで挿入しやすく、ペニスが膣の奥まで届くようになります。女性は足の力を使って、体を上下に動かしてピストンします。
女性は動きやすい姿勢をセレクトして、男性をここぞとばかりに攻めましょう。
手懸けは背面座位の姿勢で行う体位ですが、イスの上で男女が向かい合って座位を行うと『抱き地蔵(だきじぞう)』になります。
手懸けの準備

手懸けをする上で必須なのがイス。手懸けの姿勢で使うイスはいくつかのポイントがあるので、手懸けに向いているイスを使いましょう。
まず硬いイスよりもクッション性の高いイスだと、男性のお尻が痛くなりません。イスの高さもポイント。男性にまたがっても、女性は床に足がつくくらいの高さなら、ピストンの時に足の踏ん張りを利用できます。
イスは背もたれがついているものにしましょう。男性が背後に倒れてしまうと、女性と一緒に背後へひっくり返ってしまい危険です。
イスにはアームレストがないものを選びましょう。アームレストは男女が足を広げる時に邪魔になりますし、女性の姿勢と動作が制限されてしまいます。
これらの条件をすべて満たすのがソファーです。
ソファーなら弾力性や柔軟性があって、ピストンの衝撃を吸収してくれる上に、反発を利用して勢いのあるピストンができるようになります。男女ともに足を広げたり、閉じたりする動作の邪魔をしないし、高さもちょうどいいので手懸けをするならソファーがおすすめ。

他にもベッドの端っこや、デスクチェアで手懸けをするのもおすすめです。
手懸けで女性の魅力をアピールできるチョイ足しポイントを1つ紹介。それはヘアコロンをつけること。
手懸けの姿勢では、男性の顔の正面に女性の背中がある状態になります。髪を下ろした女性なら、髪の毛の香りが男性の鼻腔をダイレクトに刺激。
男性は良い香りの髪の毛に弱いもの。シャンプーの匂いや、甘い匂いを嗅ぐと本能的に興奮するんです。
女性が熱心にピストンをすればするほど、髪の毛から良い香りが拡散。男性はピストンによる快感はもちろん、女性の肌と触れ合う密着感だけじゃなく、嗅覚でも性的興奮が高まり満足度が急上昇するでしょう。
手懸けで挿入

2人イスに座ってスキンシップを始めたら、お互いをたっぷり愛撫。あえてベッドでセックスをせず、イスの上で手懸けを始めてみると新鮮なセックスに。
挿入は女性が男性のペニスを手にとって膣口に誘導。挿入から女性が主導権をとれば、その後の流れがスムーズになります。
奥深くまでペニスを迎え入れて、男性の腰に女性のお尻がつくとき、温かみと快感と幸福感を一度に味わえる、世界で一つしかないイスの座り心地を堪能できるでしょう。
手懸けでピストン

座位は男性も女性もピストン運動に参加できますが、手懸けでは女性が主導権を握りましょう。男性は女性の重心が腰にあるので、とてもピストンがしにくく主導権を取りにくいんです。
女性のピストンは足をどこに置くかで変わってきます。足を床につけている状態なら、お尻を男性の腰に落とすようなピストンに。足をイスの上に乗せて開脚している姿勢なら、体を上下させてピストンします。
男性も女性のピストンに合わせて、少し腰を突き上げる動作をすると、より深い挿入感が楽しめるようになります。また男性が女性の両肩を手で掴んだり、腰に手を添えてピストンをサポートすることも。
一方で深い挿入感を得るためには、挿入の角度にも気を配る必要があるようです。膣が上付きの人と下付きの人とでは、子宮までの届きやすさも変わります。
なお、「上付き」と「下付き」の判別方法は、下記記事で紹介しています。手懸け中のピストン運動で深い快感を得たい人は、参考にしてみてください。
膣が上付きか下付きを判別する方法についてはこちら
手懸けのアレンジ

女性がピストンに疲れたら攻守交代。
男性はイスに浅く腰掛けて、後ろ手をつきます。女性は腰を軽く浮かせる姿勢をキープ。
こうすると男性は突き上げるような激しいピストンができるようになり、男性がピストンの主導権を握ります。
女性は足を開いても閉じても大丈夫。挿入感が変わりますが、好みで姿勢を選択しましょう。
手懸けでの愛撫

手懸けで行う愛撫の主役は男性です。
- 後ろから手を回し乳房を優しくマッサージ
- 乳首をつまんだり、指先で小刻みに刺激
- クリトリスを指で撫でまわして刺激
- 女性の内ももをフェザータッチ
こうした愛撫を左右の手を使って同時に行えば、上下に揺れて頑張る女性にとって一番のご褒美に。女性の背中に軽くキスをしたり、舌を這わせると安心感や充実感を女性に与えることができるでしょう。
女性が男性に愛撫するなら、自分の股に手を差し込んで男性の玉袋を軽く刺激すると良いでしょう。
手懸けの注意点

手懸けはイスの上で行うセックスですので、イス選びは重要です。
不安定なイス、背もたれのないイスは危険です。また、折りたたみ椅子も強度に不安が。スツールは高さすぎてしまうし、座椅子では低すぎです。
女性がピストンする時にはペニスへ思わぬ負荷をかけてしまわないように注意。
やってしまいがちなのが、ピストンのストロークを長くしすぎて、ペニスが抜けた瞬間に女性が腰を落としてしまうパターン。女性はデリケートゾーンにペニスが強く押し当てられる痛みがあり、何より男性は悶絶してしまうかも。
女性から見た手懸け

セックスの体位のほとんどは男性が主導権を握り、汗をかき、息を切らし頑張るものが多いですよね。そんな男性にとって手懸けほどリラックスしながら楽しめる体位はありません。女性がピストンを主導してくれるし、しかも柔らかいイスに座れるんですから。
そんな男性がさらにリラックスできるように、女性はいつもの感謝を込めて快感をプレゼント。ですがセックスはGive and Take。
手懸けは男性がリラックスできる体位であると同時に、女性へ愛撫しやすい体位でもあります。男性が女性への思いが強ければ強いほど、空いた両手を使って愛撫をしてくれるでしょう。
手懸けのまとめ
手懸けはイスに腰掛けた男性に女性がまたがって挿入する背面座位の一種。主に女性が主導権を握ります。
手懸けをする上で一番大切なのがイス選び。イスの硬さや柔軟性、イスの高さ、イスの幅、アームレストの有無、背もたれの有無、イスのバランスや構造。たくさんの要素が手懸けのやりやすさに関わってきます。
いろいろなイスがある中で、手懸けに一番向いているイスはソファーです。ソファーなら幅もあって、高さもちょうど良いし、弾力性、柔軟性も申し分ありません。手懸けをするならソファーでやるのがベスト。


ソファーがなければベッドの端っこがおすすめ。
足を広げたり閉じたり、手を置く場所によってピストンのしやすさが変わる手懸けでは、快感のベストポジションを探してみましょう。
女性は動きやすい姿勢を探ることも大切。もし女性が疲れたら、腰を少し浮かせて男性に動いてもらい攻守交代。
男性も背後から女性に手を回して、いろいろなところを愛撫できます。男性のために頑張る女性へ、少しでも快感がアップするように指先から想いを伝えるつもりで優しく刺激しましょう。
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四十八手(48手)のまとめ
いかがでしたか?知っているエッチの体位や、既に「これ、挑戦したことある!」という体位もあるかもしれません。
これだけ体位の種類があると、どの体位を試して良いか迷ってしまいますよね。でも、2人でいろいろ試しながら、楽な姿勢で感じる体位を探してみましょう!
いつでも、新鮮なセックスを過ごしたい!夫婦生活をもっと気持ちいい体位で楽しみたい!という方は、是非48手全てをコンプリートしてみてください。
また、複数の体位を組み合わせてオリジナル体位も作ってみましょう。きっと、マンネリの解消にも役立ちます。ただし、中には少し危険な性交体位もありますので、パートナーとしっかり話し合ってからチャレンジしてみてくださいね!
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