もう一人で悩まない!ヘルスケアの世界

【病院監修】思春期外来って?年齢別の女性の不調と、相談できる場所について

公開日: 2021/07/02  最終更新日: 2021/07/29
思春期外来とは?思春期以降の女性の不調はどこに相談すればいい?
     

    前回のコラムでは、女性特有の体の悩みなどを相談できる『ユースクリニック』についてご紹介しました(第一回「思春期の体の不調はもう一人で悩まない!ユースクリニックとは」についてはこちら)。たとえばユースクリニックでは、「おりものが増えた気がするけれど、何科の病気?」「妊娠したかもしれない」など、不安なことがあった時に専門家からアドバイスをもらうことができます。

    一方で、「思春期外来」という思春期特有の体の変化による不調を診察してもらうことができる場所もあります。ユースクリニックは「相談」が中心であるのに対して、「思春期外来」は病院やクリニックでの通常の「診療」です。

    第二回は、上野皮フ科・婦人科クリニック様(@ayaclinic2020)監修のもと、女性に知っておいてほしい「思春期外来」についてもご紹介していきます。

    思春期外来ってどんなところ?

    思春期外来ってどんなところ?
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    思春期を迎えると、人間の体は今までとは違う様々な変化が起きます。たとえば人との体の発達の違いを大きく感じるようになったり、生理が始まったり、性に関する関心が出てきて知識の少ない状態で性行為を経験したり…。

    そんな変化の中で、体も様々なトラブルが出ます。

    思春期外来とは

    「思春期外来 婦人科」など検索してみると病院やクリニックの思春期外来が見つかると思います。思春期の皆さんは身体の変化と共に、ココロも大きく揺れ動く頃。単に体調が悪い、ということだけでなく学校生活、進路のこと、友人関係、様々な悩みもあったり自分でもうまく説明できないことがたくさんあると思います。

    そんな思春期特有の悩みに寄り添ってくれるのが「思春期外来」です。

    ほとんどの「婦人科」で思春期の皆さんが診療を受けられると思います。HPなどで予め調べてみて、「思春期外来」に力を入れているところは、担当ドクターの想いやどんな外来か詳しく書かれていたりするので、力を入れているところに行ってみるのはどうでしょうか?

    思春期外来とユースクリニックの違い

    思春期外来では「診療」を行います。前回ご紹介したユースクリニックは基本的に「相談」なので保険証は不要でしたが、思春期外来では保険診療対象になりますので、保険証を持参する必要があります。

    もし体の不調を感じていて、問題なく保険証が持参できるようであれば、最初から思春期外来を受診するとスムーズです。

    思春期外来で相談できる内容とは

    思春期外来で相談できる内容とは

    では、思春期外来では一体どのような内容を相談できるのでしょうか。相談に適した内容としては、「体に異変が起きた(以前と違う)」「他の人は変化しているのに、自分だけ変化しない(生理がいつまでたっても来ないなど)」が挙げられます。

    具体的には、下記のようなケースは思春期外来で診察してもらえる内容です。

    ~体の異変や不安ごと…こんなことがあったら相談を!~
    • デリケートゾーンにできものができて痛い
    • 生理痛がすごくつらい
    • 中学生・高校生(18歳)を過ぎても生理が始まらない
    • 生理が来なくなってしまった
    • 大事な試験や学校の行事があるので生理の予定日を変更したい
    • 生理が一か月に何度も来る
    • 生理が一回始まるととても長い
    • 全然胸が大きくならないのは変?

    思春期を過ぎてからの体の異変はどうすればいい?

    思春期を過ぎてからの体の異変はどうすればいい?

    一方で思春期を過ぎても、女性の身体は年齢に応じて変化をし続けます。そのような中で「これって平気?」「もしかして病気の予兆?」と不安になることがあるでしょう。では思春期を超えた女性は、どのように対処していけばいいのでしょうか。

    思春期を過ぎてからの女性に多い悩みとは

    まず、思春期以降に訪れる体の変化や悩みには具体的にどのようなものがあるのでしょうか。

    ~思春期以降の女性に見られる身体の変化や悩み~
    • 思春期を過ぎても継続して生理不順
    • 生理(経血)の量が元々多く、血液検査などで貧血の傾向がある
    • 生理(経血)の量が急に多くなった・少なくなった
    • 生理痛がひどくて、起き上がれなかったり、学校や会社を休んでしまうことがある
    • デリケートゾーンがかゆい
    • おりものの色や量が変わった
    • 下腹部のあたりに痛みを感じることがある
    • 生理前や生理中の体の不調が重くなった
    • 生理前などに乳房に強い痛み張りがある
    • 妊娠を希望しているが、避妊をしていないのに妊娠しない

    上記の内容は「このくらい大丈夫」「病院に行くほどではない」と思って我慢してしまいがちな部分でもありますが、実は適切な治療を受ければ解決するものもあります。また、病気などのサインである可能性もあるので、我慢したり放っておくのはいいことではありません。

    特に女性は学生から社会人になったときに大きな環境の変化によるストレスで体調に異変が起きることも少なくないです。

    では、上記のような異変があった場合どのように対処するのが適切なのでしょうか。

    思春期を過ぎてからは婦人科を受診

    思春期以降の女性が体の不調を相談する場所は「婦人科(レディースクリニック)」です。妊娠や生理に関連する不調以外でも、幅広く女性の健康に関する診察や治療をしてくれます。

    忙しかったり、すぐに予約をとれないなどの理由で受診をあきらめてしまう人も多いようですが、少し先でも念のために予約をとり「過去にこのような症状があった」と伝える形で受診しましょう。

    その時に症状が出ていなくても、体に異変があれば診察時に見つけられる可能性が高いです。日本「我慢」することが美学のように思われがちではありますが、医療の力などを借りて体を万全な状態を整える事もとても大切なことです。

    生理用品に関する悩みも

    生理用品に関する悩みも
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    実は女性の「相談するべきかわからない」悩みは直接体調にかかわること以外にもあります。その一つが「生理用品に関する悩み」です。

    生理用品は生理がはじまった当初、母親などが購入してきたものを一緒に使うことが多いです。しかし家族といっても体質は違うので、実はその生理用品があまり合っていないという可能性もあります。

    また生理ナプキンは学校の授業で説明を受けることもありますが、「タンポン」などは学校の授業では紹介されず、使い始めるきっかけがつかめないということもあります。

    なんとなく生理用品とは「ある程度不快なのは仕方がない物」と思いがちですが、実は体質に合った生理用品を使うことで生理中の不快感を軽減することができるかもしれません。

    生理用品は基本的に10個以上と比較的沢山入ったものが多く、お試し用の製品があるものばかりではありません。合わない可能性があるかもしれないと思うと、気軽に色々な製品を試してみるというのも難しかったりします。

    今回のコラムを監修してくださっている「上野皮フ科・婦人科クリニック」では、そんな女性の「自分に合った生理用品が分からない」というお悩みをサポートするために、生理用品のサンプル品の提供も行っています。

    今回ラブコスメの記事を読んで色々な生理用品を試してみたいと感じられた方は、是非「上野皮フ科・婦人科クリニック」でLINE予約をされる際に、「ラブコスメを読み、生理用品のサンプル品に関心がある」とご希望をお伝えください。沢山ある生理用品のサンプルの中から気になるものを2~3個までお試しできるそうです(今後のご購入の参考にしていただきたいので、個数が限られていることはご了承ください)。

    生理用品にはオーガニックコットンの製品や、スポーツタイプのものなどかなりたくさんの種類があります。もっと自分に合ったものを知りたいと感じている方は、沢山の商品の中から自分に合ったものを探すためのヒントとしてお役立てください。

    ※コラボ商品や限定商品などは数に限りがありますので、無くなり次第終了となります。ご了承ください。

    上野皮フ科・婦人科クリニックのLINEは下記から登録できます
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    体の異変は放っておかず、受診して相談しよう

    体の異変は放っておかず、受診して相談しよう

    これまでなかった体の不調というのは、中々決意をして病院を受診するのが難しい面があります。しかし女性の思春期の二次性徴は、その後の妊娠とも大きなかかわりがあることがあります。生理などの体の異変を放っておくのは後に影響が出てしまう可能性もあります。

    ずっと我慢していた痛みから解放されたり、実は治療しなければいけない病気が隠れていたりすることもあります。

    是非未来の健康のために、不調を感じたら耐えるのではなく、勇気を出して受診する道を選んでみてくださいね。きっと、皆さんが受診するまでに色々考えたり、ネットで調べてみたり、不安な気持ちを抱えてきたことを理解してくれると思います。

    監修:上野皮フ科・婦人科クリニック
    監修:上野皮フ科・婦人科クリニック

    皮膚科、形成外科、アレルギー科、美容皮膚科、婦人科
    サイトURL:http://www.uenoderma.jp/
    TwitterURL: https://twitter.com/ayaclinic2020
    InstagramURL:https://www.instagram.com/youthclinic_ueno/
    院長  西郡克之
    ※婦人科以外は院長が担当しております。
    ※婦人科は女性医師が担当致します。(完全予約制ではありませんが、ご予約をお勧め致します)
    東京都台東区東上野1-7-12 徳永ビル2階(03-5842-1200)

    ※本記事の医師監修に関して学術部分のみの監修となり、医師が商品を推奨している訳ではございません。

    ラブコスメ編集部 ライター・編集者:古賀咲楽(こが さくら)
    ラブコスメ編集部 ライター・編集者:古賀咲楽(こが さくら)

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